2005年11月20日

白い濁りと 大うねりの海・・

タックル:  ロッド:フェンウィック GWC61SUL-SJ ゴールデンサイトスペシャル ■
       リール:シマノ アルテグラ2500A−RB
       ライン:月下美人 ナイロン4lb
       ルアー: ママワームシュリンプ緑 ・ カブラジグ 2g 3g 1g


ぽつぽつ めばるの釣果が聞こえてくる 今日この頃
「 そろそろ 来よったかな?・・」
と たいそう気になっておりました・・

気温も めっきり下がりまして
「 ちょっと急激に下がりすぎかな?・・」
「 海は 荒れてるみたいしなあ・・」

行ってみないと わかりませんな・・

天気予報では 晴れ・・
前日は 強風だったようで 寒波が来てたのも気がかりな・・

ここんところ TVの撮影やら その準備と後処理 放映に向けての
準備などがあって わしは たいそう気疲れしておりました・・

だれか 友達を誘おうかとも思いましたが
「 いっぺん 一人になりに行こ・・」
と 単独釣行することに致しました・・

この頃は 日も短く 朝も 
「そんなに早く出んでもよいな・・」
と am6:00起床の 7:00出発としました・・

例によって コンビニで 握り飯を買い 道中 むしゃむしゃと
食いながら 一路 敦賀へと向かいました・・

風は ほとんどございません・・
「 うーん・・ べた凪は 困るなあ・・」
と 思いつつ 車を走らせていると 海はええ感じで波があります・・

「 ええやん・・ 爆釣やな・・」
期待が膨らみますなあ・・

まずは 一番 得意とするE海水浴場に到着・・

カヌーを降ろして準備していると
ざっぱーん!

「 ・・へ?・・なに? あの波・・」

岩場に 打ち付ける波は 2mはあります・・
幸い テトラの内側は さほど 波もなく カヌーを出すには問題なさそうですが
うねりの波らしく ときおりでかい波が来るようです・・

しばらく 海を観察していましたが
「 う〜ん・・とりあえず 渡ってみよか・・」
てきぱきと 準備をして カヌーを漕ぎ出しました

かなり うねりが入っているようですが
テトラへの 上陸はなんにも問題ありませんでした

「 こわ〜・・」
いざ テトラに上がってみると ときおりくる高い波が怖く 外海には近づけません・・

海水は 白く濁りが入っており どうやら砂を巻き込んでいるようです・・
「 これは・・たいへん悪い状況ですな・・」

この濁りかたでは 今まで釣れたことがございません・・

「 でも・・一応は・・」

外海に近づくのが怖いので 離れたところから キャストしますが
なああんにも 反応はなく 波しぶきを被るのみ・・

「 あかん・・ここがこんな状態では ここらへんでは釣れん・・」
わしは 呆然として考えました・・

「 困ったときの 『足場の悪いとこ』か・・」

『 足場の悪いとこ』は敦賀湾の 一番奥に位置するため うねりも濁りも到達していない
可能性があります・・

すばやく撤収して すばやく移動・・


『足場の悪いとこ』に到着・・
うねりは入っていませんでした・・
が・・濁っています
風も かなり強いです・・
カヌーでも向かい風は かなりきつい・・
えっちら おっちら かなりくたびれて テトラにたどり着きました・・

「 相変わらず 足場悪いのう・・」
フラフラしながら べた凪状態の内海側にキャストしてみました・・
「 反応なし・・」

バシャバシャ状態の外海にキャストしてみます・・
「 反応なし・・」

これでもか これでもか と あちこち角度を替え タナを替え
ルアーを替え 投げまくりますが 反応がありません・・

「 あかん・・ ボウズや・・」
テトラに座り込んで 集中力のないキャストをしながら ふと足元のテトラの穴を見ると
さっと 魚影が見えました・・

「 ん?・・ 穴か?・・」
試しに ママワームシュリンプを 落として ピンピコと躍らせてみると・・
釣れました!  16cmくらいの めばる・・

「 う〜ん・・ 今日はキープやな・・」
こいつを放流すると 晩ご飯のおかずがありません・・

攻略法が見つかったか! と 喜んで他の穴を探ってみるけど
その後は ベラばっかし・・

「 あかんな・・まぐれか・・」
水際の テトラの際で 穴ハゼとでも戯れるか・・と
ピンピコと躍らせた カブラジグに いきなりヒット!
17cmのめばる・・
( これもキープ・・ すいません・・貴重な食料なので・・)

「 ありゃ?・・ こんなとこで?・・」
まぐれか? と思いつつ 同じところへ落としてみると 連続ヒット!

水深は 50cm程しかなく カブラを咥えて反転してテトラに戻っていく
めばるが見えました・・

「 うーん?・・ いままでにないパターンやな・・」

続いて もう一匹追加・・

「 これは 本格的に 探ってみんといかんですな・・」

と・・ 移動しつつ足元を探ってみても ベラばっかし・・

「 やっぱり まぐれやったか?・・」

先端部で やっと1匹追加・・

「 ここんとこの荒れ模様で めばるは穴に入っている・・」
「 テトラ沖の 沈み根の穴にも めばるは入っているはず・・」

かように 推測して ママワーム シュリンプに 1.4gコブラヘッドをキャスト・・
底まで沈めてから ちょんちょんと 底をたたくように移動・・

「 あっ!」
とうとう 来ました・・
久々の めばるの当たり・・
やっぱり めばるは遠くで掛けないと 面白さが半減・・

「 そうそう・・ これ・・ これや これ・・」
わざとリールを巻くのをやめたりして めばるの引きを楽しみました・・

「 ちょっと20cmに足らんかな・・」
しかし 今日はこの1匹の この感触を楽しむために来た・・と言ってもよろしい

しかし あとは続かず もう一匹だけ 底からの早巻きで掛けることができました・・

「 お昼のサイレンも鳴ったし もう帰ろか・・」

じーっ と 海を観察しつつ 歩いていると
めばるの姿は あちこちに見つけることができました(キープサイズ)
しかし ルアーを投げると 皆 逃げてしまいましたので
( けっこう ショック・・)
海がこういう状態のときは めばるの活性は上がらないのでしょう・・

釣果としては 全然満足のいくものではございませんでしたが
この悪条件の中 少し めばるの生態が わかったような・・
そういう 満足はありましたな・・

めばるは 久しぶりに煮付けにして 食しました・・
足らないものは何もない 多すぎるものも何もない 絶妙の味・・
「 なんちゅう 美味いんじゃろう・・」

妻の提案で 1匹 骨酒にしてみましたが
これも 美味かった・・

めばるは 間違いなくたくさん居ります
12月は 爆釣ですな・・


ちいちゃくて すいません・・

最大19.5cmでした

ま・・難しい条件の中 
がんばったということで・・
めばるの骨酒・・

わしは 最初の1杯が美味かった・・

妻は 最後の出汁の出たのが 美味かった
らしい・・




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