2003年3月14日

瀬戸内海では メバルが わんさか釣れるという・・
それも 15cm以下は放流して 100匹以上も釣れるという・・
しかも ルアーで釣れるという・・
これらを わしは めばるing http://ww5.enjoy.ne.jp/~fantic/
というHPで おおいに勉強させていただいた
( かさご氏に感謝・・)

こんなことを 教えていただいたら さっそく試してみたいのが人情である・・
さらには 新聞や ネットの情報では 『 越前や若狭で メバル絶好調・・』
てなことも 書いてある・・
 
去年の3月にボウズを食らって 懲りているはずなのであるが
「 いや・・去年はポイントと 釣り方が悪かったのでは?・・」
てなことも 考えてしまう・・
「 敦賀でも 夜 明かりのあるところなら メバルは わんさかと・・」
てなことも 考えてしまう・・
「 クリアーの極小ワームでなら・・ 爆釣やな・・」
てなことも 考えてしまう・・

考えてしまう・・
このままでは 仕事が手につかないので
金曜日ではあるが 仕事を早引けさせていただき 敦賀での半夜釣りに
挑戦することにした・・
これで 釣れんかったら 『 敦賀湾では3月にメバルは絶対釣れない・・』
という学説を立てることにしよう・・

かさご氏 曰く・・ 
「 ワームは 透明で 細くて 小さいほど昼のメバルには 有効である」
しかし ここ滋賀県では 瀬戸内のように メバルをターゲットにした
釣具屋はない・・ ( バス ばっかし・・)

「 造らねば なるまい・・」
わしは でかい透明のワームを買って来て コンロで溶かし
M3のネジ穴に流し込み ワームをこしらえてみた・・
ところが せっかく透明やったのが あめ色になってしまった・・
「 まあ よかろう・・」
ついでに ジグヘッドもこしらえてみた・・
0. 4号のハリスのついた アマゴ針に かみつぶしおもりを 付けてみた・・
「 まあ・・よかろう?・・」

こいつらを持ち いそいそと 敦賀へ出発した・・

なんとか まだ明るいうちに 縄間に到着した
ここは 去年 たつととボラを釣ったとき でっかいメバルが多数たむろ
しておったのだ・・
海中を見ると 塩分濃度の うにゃうにゃとした模様が見える・・
「 いかん・・これは いかん・・」
と・・そのとき 海底に 70cmはあろうかという ボラが3匹
ゆうゆうと 泳いでいるのが見えた・・
「 おおっ! あれは 美味そうな・・」 
( 寒ボラは 特に美味いそうな・・)
しかし 今日は ボラ仕掛けは 持っていない・・

「 まっ 魚はおることやし・・」
と 極小ワームを ほおってみた・・
「 あれ?」
「 あれ?」
なんべんやっても 軽すぎて キャストできないのであった・・
しかたなく 手で糸を引き出し 足元に降ろしていった・・
「 あれ?」
「 あれ?」
どこに ワームが あるのか わからないのであった・・

しかたなく がまかつコブラヘッド0.6gに 
スクリュー1.5インチ 半透明 を半分に切ったやつを ほおって
ぴんぴこぴん とやってみると
ぺんぺらぺん と 6cmくらいの メバルが釣れた・・
「 なんちゅう ちっさい・・」
その後も 同じサイズのが 2匹・・
海中を 眼を凝らして見ても このサイズしか おられないようだ・・
そうこうしているうちに うまい具合に 日が暮れてきたので
常夜灯のある 色浜へ 移動した・・
ここは わしもアオリで世話になった所で 秋には 人だらけになる・・
3月の 色浜は 誰もいなかった・・
しかし 明かりは ええ具合に 海を照らしている・・
「 これは ええかもしれませんな・・」

わしは メバルがボイルしているのを探した・・
「 それらしきものは ありませんな・・」
次に 明かりとの境目に 浮かぶメバルを探した・・
「 居りませんな・・」
次に ルアーをほおって きりきり 巻いていみました・・
「 まったく 反応ありませんな・・」

この 暖かい天気の 無風の なぎの 夜の 常夜灯ありの この条件で・・

敦賀の3月に メバルは 居りません  





2003年3月16日

先日 メバルの半夜釣りで 食らったボウズ・・
わしの 推理と皮算用が 見事 すべて外れて
「 まあ・・いっそ 清々しいわな・・」
と 自分に言い聞かせては みるものの
「 いや・・昼間にアミエビを撒いたらメバルが・・」
「 あの でかいボラ・・寒ボラ・・美味いやろな・・」
このような思いは 尽きることは ございません・・

今日 妻の実家は 左義長祭り( 字あってるかな?)
なにやら 地元の人は 血が騒ぐらしく そわそわしております・・
当然 「 祭りに行かな!」と 実家に行く準備をしております・・
ごきげんもよろしい・・
こういうとき 祭りに行っても よそ者のわしは 熱い祭りに 混ぜてはもらえないので
「 もう一回 釣りに行っても よろしいでしょうか?」
と 家族の同意を得ることに やすやすと成功し 
一人釣行することになったのであった・・

天気は たいへんよろしく 暖か・・
ところが 天気予報では 昼から 雨らしい・・
「 こんなええ天気に 雨?・・ 天気予報も 最近あてにならんな・・」
「 ま・・今日は降らんでしょう・・」
と 敦賀へ出発した
途中 パンを買い込み アミエビと サシアミ、小あじ用サビキ9号を買った・・
メバル用のルアーは 当然 積んである・・

縄間に到着したのは AM11:30ごろ 真昼間もええとこである・・
さっそく ボラ用に 9号サビキを5.4m延べ竿にセットし
かごに アミエビを詰め 針にサシアミを刺し 投入した・・
今日の 縄間は 水が澄んでおり 水深4mほどであるが 底まで
完全に見えている・・
「 おおっ!」
35cmはあろうかという グレが わしの仕掛けの周りにやってきた・・
「 こんなやつ 敦賀にもおったのか・・」
竿先が ごんごん揺れている・・
「 むむ・・来たか?」
「 あれ?・・」
グレは かごの中のアミえびを 直接つついて食っているらしい・・
「 針を食え・・針を食え・・」
と 念じるも グレはとっとと どっかに行ってしまった・・
続いて 40cmくらいの ボラが現れた・・
こいつは 中層をおよいでいて やっぱり わしの仕掛けの周りを うろついている・・
「 あんまり大きないなあ・・」
「 食わんでもよろしい・・」
と 念じていると
底のほうに 70cm超級のボラが 佇んでいるのが 見えた・・
「 うわ〜 もうきよった〜」

わしは 内心どきどきしながら 
「 こういうときは あせってはいかんな・・」
と 魚にわしの気合が 伝わらないようにと
メバルの仕掛けを こしらえ始めた・・
おもむろに パンをも かじり始めた・・

ちらちらと 竿先を見るが 当たりはない・・
メバル仕掛けの道糸は0.4号と細く
「 ええい! 難しい!」
と・・糸結びに 熱中してしまった・・
ふと 竿を見ると 
「 あっ!」
竿先が 海中につっこんでいた

「 おっしゃあ〜!」
と 竿をあげると どうやら 小さいやつがかかったらしい・・
「 な〜んや・・」
と思いつつも 余裕で 取り込んだボラは 40cm強であった・・
「 この調子やと 今日は じゃんじゃん釣れるな・・」
と 喜びつつ てきぱきと 頭を落とし 内蔵を出し うろこまで取り
クーラーに保存した
ぽつぽつ と雨が 落ちてきた・・
時刻は12時・・
「 やるやんけ・・天気予報・・」

しかし 少し海面が荒れたほうが 
「 今日みたいな澄んだ水の日はええに違いない・・」
と むしろ喜ぶわしであった・・

でっかい ボラは何度も わしの前に姿をあらわした・・
鼻先に 仕掛けを持っていくと すいーっと 逃げていくので
まんざら アホではないらしい・・
「 9号では 大きすぎたか・・」
初めて ここでボラを何匹も掛けたときは 1号の仕掛けであった
今度くるときは 3号にしよう・・
などと いろいろ考えつつ
メバルの姿なども 探してみたが たくさんメバルは集まっているものの
みんな10cm未満のものばかりで しかも ルアーには見向きもしない・・
「 やっぱり 敦賀の3月にメバルは おらんのだ・・」
雨も 激しくなってきたので ここらで帰宅することにした・・

釣ったボラは 刺身と アラの味噌汁にしたが
どちらも むちゃくちゃ美味かった・・
やはり あのでかいボラを 寒いうちに 食わねばなるまい・・


さて・・わしは 去年から だいぶん悩んでおりましたが
とうとうカヌーを買うことにしました・・
というのも 足場の悪いところが 有刺鉄線で封鎖されて以来
わしは 心を洗うような釣りをすることができず
なんか もやもやしたものが 残っておりました・・

クリッターという 一人乗りのファンカヤック 
( 幅78cm 長さ280cm 重さ18kg )
によって 敦賀沿岸にある 岸から100m以内にたくさんある
テトラ積みの波止に渡り ( 日本全国 どこでもありますけど )
まだ釣り荒れのしていない釣り場で
釣りまくってやろうという 魂胆であります・・

これよりわしは 画伯@カヌー釣り師 と名を変え
未開の釣り分野を 切り開いていこうかな・・
と かようなことを 考えているのであります・・

この試行錯誤というやつが おもしろいのでありますね・・


釣りアホ日誌という名も もうちょっと カッコええ名前に 変えんといかんですね・・






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