2001年11月24日

連休だ・・
親父の 還暦の祝いに 上等なカッパを差し上げた・・
・・となれば・・
釣りに行かないわけにはいくまい・・

前の釣行で見た 縄間の波止の アミエビしか食わない
でかいグレが ずっと気になっていた・・
「 明日は グレやな・・」

「 おれも いく・・」
たつとも 行くらしい・・

早く寝た・・

朝 7時・・
たつとを起こす・・

「 おれ・・やっぱり行かへん・・」

「 ほんまやな? ほんまに行かへんにゃな?」

「 どうしようかな〜・・」

「 怒らへんさかい 自分で決めなさい・・」

「 やっぱり 行かへん・・」

「 ほな・・ 寝ときなさい・・」

しかし・・
出発 間際になって・・

「 やっぱり おれも行く!」
出発は 8時45分・・
すっかり 出鼻をくじかれた わしであった・・ 

例によって 縄間の「でんべえ」さんに ボートを借りに行く・・
おじいさんが パジャマで 庭を掃いている・・
「 あそこの波止に渡るのに ボートを 貸してほしいのですが・・?」
「 ああん?」
少し 耳が お遠いようだが なんとか 意思は通じ
ボートを 無料で 貸して下された・・
なんという ええ おじいさんか・・

ここのボートは 古い・・
ぼろっちい と言っても 過言ではない・・
オールは 一本しかない・・
舳先に 仁王立ちになって 
「 てええい!」と 左右を漕がねば 動かない・・
しかも 一艘しかない・・
そのせいか波止は いつも 無人だ・・

無人の波止は 貴重だ・・
自分の 餌の使い方で 釣り場を コーディネイトできてしまう・・
 
今日は ええ天気だ・・
風は強い・・

今日の 作戦は グレを アミエビのカゴ釣りで狙おう・・
というものであった・・
なにしろ ここのグレは オキアミを 食わない・・
アミエビは 2ブロック 買っている・・

アミエビを 少し 撒いてみた・・
「 おお・・」
でかい スズメダイが 舞っている・・
木っ端グレも 混じっている・・

活性は高い・・と見た・・

たつとの仕掛けを こしらえる・・
初めての カゴ釣りなので なかなか うまいこといかない・・
ごちゃごちゃ やっているうちに・・

親父が 小あじを 釣り上げた・・
でかい・・
15cmほどある・・

「 やめ・・」

プロは 鬼のように決断が早い・・
すかさず のべ竿3.6m サビキ仕掛けに替えた・・
これなら たつと一人でも 釣れる・・

「 そりゃあ〜 ほうりこめ〜」
一投目から じゃんじゃん釣れる・・
わしは 今日も 針はずし役だ・・

撒き餌が 効いてくるに従い 棚が 深くなってきた・・
のべ竿5.4mに変更・・
これは わしが使い 
たつとには リールをセットした ルアー竿にサビキ仕掛けで攻撃・・
じゃんじゃん 釣れる・・
「 今日は いっぺんアジを刺身にしてみよう・・」
・・てなことを 考えている間に
小あじサビキ仕掛けに 22cmのグレも かかってしまった・・

「 わしには なにも釣れん・・」
親父は あせりつつ グレ仕掛けで 粘っていたが 
メバルが 釣れたようだ・・
こちらも すかさず メバル仕掛け 浮きフカセに変更・・
ええペースで 釣り上げ始めた・・

「 おとうさん・・もう釣りすぎたんとちゃう?」
まだ 一時間ほどしか釣っていないが
確かに・・ 

もう 昼やし・・
ということで 弁当にした・・

昼からは 「 ちょおいと メバルでも 釣ってみっかな?」
・・と 心に余裕のできたわしは
「 好きなこと してなさい・・」
・・と たつとに言い 
メバル用 のべ竿5.4m 浮きフカセ仕掛けに 変更した・・

たつとは あっちゃこっちゃに アミエビを 撒き始めた・・
しかも・・
どっぼーん!・・と

「 うわあ!」
「 あかんがな! ここへ撒くように・・」
ちゃああんと 潮上に 餌を撒くように 指導した・・

おかげで メバルは ペンペラ ペンペラ 釣れた・・
「 いやあ〜 いい釣りですなあ〜」
「 もう いつ帰っても よろしいなあ〜」

帰宅して 1時間 たつとと お昼寝した・・
それからが たいへんであった・・

グレと メバルは 鱗を取って ぶつ切りにし
味噌汁へ・・
小あじは 小さいやつは 選り分けて 空揚用に 捌き・・
大きいやつは 3枚に卸して 刺身にした・・
2時間半 掛かった・・
美味かった・・

空揚で 食べきれないやつは 南蛮漬けにした・・

まったく無駄のない ええ釣りでございました・・


本日の釣果・・

メバルが 見にくいですが・・ アジは きれいに写ってますな・・

もっと簡単に 捌ける方法 ないですかねえ・・





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