2001年9月8日
アオリのシーズンである・・
今日は たつとを連れての釣行である・・
前回 彼は 「 はよう帰ろ・・」 と言っては
わしを 困らせてくれた・・
この季節なら 小あじが いっぱい釣れて なんとか間が 持つであろう・・
との推察のもと 足場のええ 菅浜へ行くことにした・・
朝8:00に わし たつと 親父 小川夫妻 横田嬢(共にスキークラブ)
は出発した・・
帰りは17時頃になろう・・
最も 釣れない時間である・・
しかし たつとに釣りを仕込むためである・・
やむをえまい・・
菅浜は いっぱいの人であった・・
「 観光バスで・・?」
緑のスカーフをした 子供達が たくさん魚釣りをしている・・
ぼおいすかうと・・というやつか・・
小あじは 釣れているようだ・・
水は澄んでおり 底まで見えてしまう・・
「 これは いかんな・・」
フグ アイゴ 木っ端グレ 小あじの姿を 確認した・・
早速 たつと用に 4.5mのべ竿にサビキ仕掛けをセットした・・
「 あっ! 釣れた!釣れた!」
たつとは うれしいようだ・・
わしは しばらく 魚の針はずしに 専念した・・
アオリは 揚がっていないようだ・・
しかし わしの目は 節穴ではない・・
一番はじの おっさんが こそこそ と アオリを釣り上げ
こそこそ と クーラーに仕舞うのを見た・・
おっさんのしかけは ヤエンだった・・
活きアジの尻尾に 道糸を くくり付け 自由に泳がしているらしい・・
「 ほんじゃあ・・」と
たつとに 自分で 魚をはずすように言いつけ
わしは エギを ほうり始めた・・
反応なし・・
「 では・・」と
カマス用に ルアーをほうり始めた・・
「 おっ!」
カマスは 足元まで ルアーを追って来た・・
しかし 食わない・・
ルアーを 替えるたび 追ってはくるものの
最後で 「 うーん・・」と 考え込んで 食わない・・
見えてる魚は 釣れないのか・・?
「 ほれなら・・」 と
今度は メバルを探しに行った・・
メバルは 発見できなかった・・
こうなれば 今晩のおかずは 南蛮漬けに 決定である・・
おやつを食べて 休憩している たつとに
「 たつとくん もっと釣りたまえ・・」 と 叱咤した・・
また 魚はずし係を やっていると
サビキ仕掛けの周りを カマスが ぐるぐる回っている・・
・・で 取り込んだ小あじは 頭だけであった・・
ナイフで 切ったように 鮮やかな 切り口であった・・
「 ならば・・」と
およがせ仕掛けにして 小あじを泳がせてみるが
やはり 反応があるものの 食わない・・
「 ひょっとして・・」と
ジグヘッドに 小あじを付けて引いてみると・・
「 おっ!食いよった!」
0. 6号PEラインは さっくり 切られてしまった・・
・・で 二度と 当たりはなかった・・
小川夫妻と 横田嬢は 既に食いきれないほどの小あじを釣り
「 帰るわ・・」 と 先に帰っていった・・
わしも そろそろ 帰ろう・・と
釣ったアジを 捌くことにした・・
この前 魚屋で見た おばちゃんは 素手で 頭も内臓も
ひきちぎっていた・・
プロは ささいなことも 見逃さない・・
頭を ぽいぽい 海に放り込んでいると
カマスが 頭をくわえて 狂乱していた・・
「 これか!」 と
頭を 針に付け 放り込んでみた・・
もう 食わない・・
これにて 今シーズンの 下見を終わることにした・・
今年は 小あじは 順調だ・・
カマスも 濁りが入れば 爆釣するだろう・・
アオリは 今年は ひとつ ヤエンで 狙ってみよう・・
帰りに アオリを4杯 買って イカそうめんにした・・
やっぱり 美味いのお・・
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あじの南蛮漬け・・
小皿に取り分けたところ・・
わさび・・
へるお氏に頂いた ほんまもんのわさび・・
ちゃんと 辛かったぞ・・
アオリイカの いかそうめん・・
写真では 見にくいが ちゃんと
1mm幅くらいに 切れてます・・
ちゃんと イカ用 皿を使用してます・・ |
2001年9月15日
前回 たつと(6歳)を連れた釣行は 好評だった・・
(本人に・・)
もなみ(5歳)も 「 行きたい・・」 らしい・・
そこで 今回は もなみの 釣りデビュー ということで
菅浜へ 小あじ釣りに 行くことにした・・
で・・たつとには 4.5mの のべ竿が 長すぎたので
もなみ用に 特別に3.6mの のべ竿を 購入した・・
天気予報は 昼前まで雨 のち曇り・・であった・・
で・・もなみ わし 親父 まいち氏 その御子息(たくみ君 5歳)
5人での 釣行となった・・
8時すぎに 出発した・・
敦賀は 雨模様である・・
まいち氏と御子息は カッパを持ってきていない・・
ビニールポンチョでは 苦しいだろう・・
今日 わしは カマスを密かに 狙っている・・
そのために ルアーやら カマス用サビキやら イカの足やら
たくさん 持ってきた・・
菅浜は この雨降りやというのに 大勢の釣り客で賑わっていた・・
「 なにも こんな雨の日に 釣りにこんでも ええのにのう・・」
「 ちょおいと 考えたらわかるやろに・・ ちょおいと な・・」
場所がないので 外波止の向かいの細い内派止で 釣ることにした・・
「 浅い・・」
水深 2mくらいしかない・・
でも 水が 濁っているため 底は見えず 魚も見えない・・
それでも アミエビを籠に詰め 仕掛けを投入すると
小あじは わんさか釣れた・・
例により わしは魚はずし専門である・・
10回くらい目のとき 釣り上げたアジが 半分食いきられていた・・
「 カマスや!」
わしは 急いで 赤頭 白体5cmミノーを 投げ ぐりぐり巻いた・・
ほぼ 足元まで巻いた時 カマスが 水面で食いついた・・
暴れさせると よくバレるのは 去年でわかっている・・
一気に 抜き挙げた・・
やっぱり 針が外れた・・ ( ちゃんと 釣り上げてからだ・・)
危なかった・・
「 よっしゃあ!」
わしは とても うれしかった・・
狙いどおり カマスが釣れるなんて・・
しかも ルアーで 釣れるなんて・・
わしって やっぱり 天才やな・・
・・と 感慨にふけりつつ 次々に ルアーを 放った・・
しかし 二度と 当たりはなかった・・
やむなく 南蛮漬けのため もっと小あじを大量に確保すべく
もなみと 釣りに励んだ・・
彼女は おやつを手放さないものの たつとよりも 釣りが好きのようだ・・
たつとは 「 これ 持ってて・・」 と 竿を渡し
おやつばっかり 食べていた・・
前回 現地で 小あじを捌いて帰り とても楽だったので
今日も 捌いて帰ることにした・・
今日は ナイフと まな板を 持参している・・
これで 効率よく 捌いていると
「 わたしも やりたい・・」 と・・もなみが言う・・
「 危ないから あかん・・」 と やらせなかった・・
「 あと 50匹くらい 足らんな・・」と
釣りに飽きた もなみを 置いて わしは 小あじを釣った・・
後ろで もなみは なにか つぶやいているようだ・・
「 ぐさっ!」
「 ぶすっ!」
「 生きとるほうが おもしろい・・」
「 ぐさっ!」
振りかえると まな板の上に 小あじの バラバラ死体が 多数 散乱していた・・
「 恐ろしいやつ・・」
帰る前に 菅浜港内を ぐるりと偵察してみたが
アオリは ほとんど 揚がっていないようだった・・
途中 アベックのおねいちゃんに
「 おにいさん! イカいますよ!」 と 声を掛けられ
見にいったが 胴長10cmほどの ミニサイズだったので
見逃してやった・・
まあ もなみの釣りデビューは 成功といってよろしい・・
帰宅して たった一匹のカマスは 塩焼きにして
わしと もなみで 大事に食べた・・
小あじは 南蛮漬けに・・
たいそう 美味かった・・
 カマス と 小あじの 捌いたやつ・・
このあと カマスは 塩焼きに・・ 小あじは 南蛮漬けに なった・ |
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