2001年5月3日
GWだ・・
休みは多い・・
だが 晴れの日は 家族サービスのために 取っておかねばならない・・
そういうわけで
あらかじめ 天気予報で 80%雨と予想されている 5/3が わしの釣行日に選ばれた・・
昼からは 雨が上がるらしいので 朝10:30に のんびり出発した・・
今日は わし一人の 単独釣行である・・
行き先は なかなか決まらなかった・・
菅浜か 足場の悪い所かで 迷いまくった・・
あげく・・ 一人になりたいこともあって 足場の悪い所へ決めた・・
たまの釣行なので ボウズも避けることにしたい・・
ほんまは 敦賀港で ヒイカを釣るつもりだったが
情報によると 人だらけで あまり良くないらしい・・
やはり 命の洗濯には 人の来ない足場の悪いとこしか あるまい・・
釣り道具屋では
ヒイカ仕掛け メバル グレ キス の4種類どれでも対応できるよう
餌も オキアミ シラサえび 石ゴカイ さらにヒイカ餌用コアユ仕掛けまで仕入れた・・
これなら どれか釣れるだろう・・
足場の悪いとこには 誰もいなかった・・
「 おお・・すばらしい・・」
足場の悪いとこは 一番先に餌を撒いたものが 勝ちなのである・・
魚が みんな そこに集まってしまうからである・・
「 それでは・・メバルでも狙いますかな・・」
と 独り言を 言っていると
崖の上で おっちゃんが 弁当を食っていた・・
「 しまったあ・・先にやられたか?・・」と 思い
「 釣れましたか?」 と聞くと・・
「 いやあ・・ これから降りるところで・・」 との返事・・
「 ここは釣れますか?」と 聞かれたので
「 何を 釣らはります?」
「 チヌなんですけど・・」
「ここには25cm以上のやつは いませんなあ・・」と
正直に 答えておいた・・
とにかく おっちゃんより 先に餌を撒かねばならんので
急いで 支度をして シラサえびを撒いた・・
さっそく めばる仕掛けを投入するが反応がない・・
追加で 撒き餌をしようとして ふと浮きを見ると ない・・
「 いかん!」と 竿を上げると チビメバルが 釣れた・・
「 これは 大漁やな・・」 と 張り切ったが
浮きが なじんで すぐ当たりがあるものの 空振りばかりである・・
「 これは・・ふぐ の仕業に違いあるまい・・」と・・
メッキした針に変えてみると やっぱり メッキがはがれている・・
ふぐが 齧っているらしい・・
そのうち おっちゃんが 降りてきて
さらに もう一人 増えた・・
おっちゃんは チヌ用の 団子を投入している・・
これでは もうメバルは狙えない・・
そのまま オキアミを撒き グレ釣りに変更した・・
こっちも 木っ端グレ(10cm弱)ばっかり であった・・
わしには 今晩のおかずを調達せねばならない という使命がある・・
木っ端といえども 今日は 逃がすわけにはいかぬ・・
一息つくため 遅い弁当にした・・
ええのう・・
コンビニ弁当といえど この尻の痛いテトラの上で傾きながら食うのは美味い・・
落ち着いて 周囲を見回すと 何艘かボート釣りの姿が見え
向こうでは 投げ釣りをやってる人も大勢いる・・
「 ひょっとして キスが釣れるのか?・・」
わしは 竿を替え キスねらいに変えた・・
1投目 キスが釣れた・・
2投目 たこが釣れた・・
3投目 キスが釣れた・・
わしは 一投ごとに キスを釣った・・
さらに これみよがしに タモつかって 取り込んでみた・・
2人のおっちゃんは
「 なんや?・・なんや?・・」と 気になったようだ・・
おっちゃんらは ボウズであった・
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こういうとき 釣り人は 幸せを感じる・・
こんなに うれしいことは ない・・
まあ・・プロのわし相手では しょうがない・・
そんなに 気を落とさなくても 良いですぜ・・
当たりが なくなったら すかさず 帰途についた わしであった・・
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きす 8匹 メバル 1匹 グレ 2匹 タコ 1匹
まあ しょうがないですな・・ |
天ぷら にして食す・・
とっくりは 先日 買い求めた 伊賀焼き・・ しぶい・・ |
2001年5月19日
今日は まいち氏 と 親父殿との釣行である・・
行き先は やはり・・
足場の悪いとこである・・
狙いは キスの天ぷらと グレの塩焼きである・・
キスは わしがGWに釣ったし
先週 親父殿がグレの 28cmを挙げているので
まあ 手堅い 選択であろう・・
ただ ここのところ お天気が続いておって
海が 穏やか過ぎるのではないか・・
という 心配はある・・
さらに 天気予報では 南風なので
足場の悪いとこでは 不利だ・・
とは言っても 今日は 魚屋さんの世話になることはあるまい・・
「 今日はキスを20匹釣ってから グレを4匹釣ろう・・」
と メニューを決めた・・
7時半出発 で 石ゴカイと オキアミを購入・・
足場の悪いとこには 誰も居ない・・
1投目・・キス釣れる
「 な・・やっぱり釣れるやろ・・」
と 得意な わし・・
2投目〜5投目 当たりあるが 釣れず・・
6投目 すごい引きで 25cmきゅうせんべら 釣れる・・
(キュウセンベラ・・・オスは緑色で でかくなる メスは 赤っぽくて 小さい
関西では 専門に狙う人がいるほど 人気があるらしいが わしは あまり好きでない・・)
いつもなら 即 リリースのキュウセンベラであるが
今日は 既に 心細くなっており キープ・・
その後 あちこちに向かって投げるが 当たりのみで 釣れない・・
「 おかしい・・」
小さい 針を 親父に借り 投げてみる・・
フグが釣れた・・
「 またしても こやつのしわざか・・」
気分を入れ替えるため わしは 早い弁当を食うことにした・・
ことさら ゆっくり食うことにした・・
コンビニの 赤飯おにぎりと 弁当である・・
と・・「 こらあ!」
「はい! そっちい!・・」
と でかい声が 聞こえてくる・・
誰も居ないはずのところから 突然 怒鳴られるので
そのたびに ぎくっ となる・・
どうやら 風が強く 遠くからマイクの声が 大きく届いてくるらしい
どっかの おっさんが号令を掛けているのだ・・
「 あのおっさんのせいで 魚が びっくりしとるのとちがうか?」
と 冷静に 今日の分析をした・・
「 違いあるまい・・」
腹が 膨れたところで
グレ釣りに変更・・
オキアミを撒くと 餌取りが うわあっ と集まってきた・・
目を凝らして 見ると どうやら みな フグらしい・・
「 やはりな・・」
ここからは 撒き餌ワークの 見せ所だ・・
フグを 足元へ寄せておいて 遠くにいる 本命を 掛けるのである・・
大量に 足元へ 撒き餌を打ち
「 せやっ!」 と とおくへ 仕掛けを ほおると
水面から ばしゃ! と飛び出して 食いついた魚がいる・・
「 おおっ!」
「 フグかい?」
通常 フグは 底のほうへ たむろしているのだが
今日は 底から 水面まで びっしり フグ・・
餌を 団子にくるんでも とことん フグ・・
ほっても ほっても フグ・・
「 よし! 全部釣ったる!」
30匹が 限度であった・・
またもや 魚屋で マグロの切り身を 買う わしであった・・
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木っ端グレ と キスと キュウセンベラを3枚に開いて 唐揚げにした・・
マグロは 買った・・
中央下は 刺身の付け合わせの
新たま マヨネーズ和え・・ |
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