2000年11月5日
天気予報では 午前中は雨・・南の風のち北の風 午後は晴れ
波の高さ1m・・ 半月で潮はあまり動かない・・
この時期 南風はめずらしい・・
条件は たいへん悪い
釣行メンバーは うちの親父 わしの妹の夫(岡本君) 山内氏
そして 山内氏の父上である・・
今回の狙いはグレ釣りである
グレ釣りは 餌取りとの戦いなのであるが
各々 得意とする 釣り方がある・・
両 山内氏は 練り餌での 吸い込み仕掛けのスペシャリストである
深場で 大量のえさ取りが 沸いている場合
無類の強さを発揮する
周りの釣り人に 「 こいつらのは釣りと違う・・漁や・・」と言わしめる
うちの親父は オキアミを小さい練り餌団子で包んで 餌取りをかわす
これは 比較的どこでも通用する 釣り方で
タナを深くすると チヌも釣れる
わしは 浅場での 延べ竿を使った 浅ダナでのフカセが得意である
餌取りには 滅法弱い・・
例の 足場の悪いところ以外では ほとんど使えない・・
それぞれ 長所短所はわかっているので 何度か真似をしてみるものの
得手不得手があるのか うまくいかないのが おもしろいところである
当日AM7:00出発
天気予報は はずれ 快晴である
これでは べたなぎで 潮は澄み どこへ行っても ろくに釣れないだろう・・
と 道中 どこで釣ろうかと 悩みに悩んだが
まあ なんか釣れるやろ・・と また菅浜に行くことにした・・
あそこはアイゴとフグの餌取りが多い・・
わしには 不利である・・
菅浜は 鈴なりの人であった・・
小あじとアオリとチヌ狙いの人であるが 小あじも あまり釣れていない・・
場所がないので テトラの上から釣ることにした
例の足場の悪いとこに比べたら 全然楽チンである・・
案の定 潮が澄んでいて 底まで見えてしまう・・
潮も動かないので 見えイカがいるものの エギには反応しない・・
餌を撒くと フグの嵐・・
小あじも 混じっているが 動きが遅く 活性が低いため
足元サビキでは 釣れない・・
わしの 延べ竿フカセでは フグ以外釣れない・・
ときおり カマスが 走っていくので ルアーを投げるが
釣れない・・
巨大ボラが 数匹回っている・・
木っ端グレも 沸いてきた・・
先週と同じく 非常にまずい展開になってきた
昼までに 親父と岡本君に カマスとグレ22cmが一匹づつ
山内父に 1kくらいのタコ1匹 のみだ・・
弁当を食って 気分転換を図る・・
今日はええ天気で 暖かく Tシャツで十分快適である
景色もええ・・
「 さて・・」と 餌を撒きつつ 水中に目を凝らしていると
餌取りに混じって 20cmくらいの
フグとは 尻尾の形の違う 魚がテトラから 出入りしている・・
「 あれは メバルとちゃうか?」
と 皆に 呼びかけてみるが
誰も 信用しない・・
確かに 餌を撒いたときだけ ソロリと出てくるやつが10匹は いる・・
さっそく そいつらが 出てくる辺りに 仕掛けを投入するが
そいつらまで 餌を届けることができない・・
( 餌取りが 多い・・)
急速に餌を沈めて 鼻先に餌を届けたのに 食わない・・
オキアミに慣れているのか 青虫も食わない・・
「 うーん・・ なんやねんこいつは・・」
わしは 作戦を変え
足元に撒いていた餌を少し沖に撒き 足元の餌取りを 沖に誘導した・・
つられて そいつも顔を出す・・
それでも 刺し餌を 水中に沈めたとたん フグの猛攻に遭う・・
「 沈めたらあかんのかな?・・」
浮きをはずし 針の上10cmのハリスに オモリをかます・・
で・・ 水面にオキアミを浮かせて ちょこちょこ と誘い
フグがきたら さっと 餌を 水上へあげてしまう・・
という作戦に変えてみた・・
すると・・ フグとのやり取りを 上を向いて見ていたメバルらしき魚が
すー・・と 浮かんできて パクリと 食べた
「 やった!」
やはり メバルであった・・
こうして へんな釣り方を考案したわしは
爆釣モードに入り
メバルだけを 20匹以上(数え切れんかった・・) 連続で釣った
いったん メバルを見る目ができたわしは
食い気のあるやつと そうでないやつの見分けも 付くようになり
メバルを見つければ ほとんど 釣ることができるようになった・・
その後 皆に 釣り方を教えてはみたが
誰も真似ができない・・
やはり 得手 不得手というものか?・・
こうして おかずのメバルの煮付けをキープし
帰りに 魚屋でアオリの生きたやつを購入
今週は 豪華な夕食にありついた・・
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釣った メバル・・
撮影のためだけに うちで一番大きい皿を使いました
カワハギも一つ釣りましたが,あとは 全部 メバルです
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