2000年9月16日

9月・・

いやあ〜 待ちに待ったアオリ釣りである・・
エギも たくさん上州屋で280円で買ったし
道具も完璧・・
家族には 「 どんぶり鉢いっぱいの イカそうめんをな・・」
と 約束した わしである・・

しかし・・ 前日から風が ボウボウ吹いている・・
夜になると 雨も ザアザア降っている・・
これでは イカが沖に出てしまうのではないか?
(イカは水気がきらいである・・)


今回 同行の まいち氏からTEL・・
「 どうする?・・」
「朝 起きて雨やったら やめとこう・・」
ということになった

わしは子供と pm9時に布団に入った・・
夢を見た・・
わしが 突堤で匍匐前進し エギを手に持って そおっ と
水につけると イカが水中から そおっ と触手を伸ばして エギを抱くのである・・


わしは 次から次へと 拾うように アオリを

「 どわっはっはっは!」と 釣るのであった・・


・・で そっと海面に顔を寄せて 海を覗くと・・

「 よお!」
イカが ずらりと突堤の壁に沿って 並んでいるのに 目が合うのであった・・

ええ夢の途中であったが 深夜に目がさめた・・
外は大雨降り・・ ビカッ ビカッ と雷も光っている
「 かんべんしてくれ・・」
明日は 行けんかもしれんなあ・・と思いつつ また眠りに落ちた・・

am3:30に起きると 雨は止んでいた・・
風は強いが 強行だ・・

とりあえず 去年の実績ポイント 色浜に行くことにした・・
わしは もはや買うものは何もない
まいち氏は アオリイカ釣りは 初めてなので
小あじ釣りを メインに考えているようだ・・

色浜・・ 暴風である・・
山は 轟々と鳴っている・・
イカの墨跡は 数えてみると 30ほどもあった・・
昨日の晩は 大ブレイクだったのだろう・・

風が斜め向かいから 吹いているため 
2.5
号 3.0号のエギは まっすぐ投げても 右に飛び
しかも PEラインは 軽くて浮かぶため エギが沈まない・・

やむなく ナイロンの2号で投げるが
この暴風では あまり 変わらない・・

まいち氏は 熱心にアミえびを撒き ボラの子 アイゴの子 サヨリの子
を釣っておられた・・

わしは 突堤の付け根まで戻り 海中をのぞいた・・
見えイカを探すためである・・
なんと水深30cmしかないところに イカを発見した


あわてて 竿を取りに走ったが
このイカは 最初にちょっと反応しただけで どっかへ行ってしまった・・

その後 目を皿のようにして 探したが イカは見つからない・・
「 ここは あかん・・ 場所変えやな・・」

・・で 一路 約45分ほども掛け 越前海岸の甲楽城というところまで 行った・・
到着したのは もうam8時半・・ 

時合いを はずしている・・

灯台の下まで行くと
案の定 イカの墨跡だらけだ・・
ここも 昨日の晩は 熱い闘いがあったのだろう・・

中川氏が 車に忘れ物を取りに行ってる間に
わしは オレンジのエギ3.0号を 投げた・・
ここも 暴風で やはりエギが 真右に流される上
波が2mほどあるため エギが手前に 流されてくる・・


「こりゃあ さっぱりわからん・・」と フォールダウンさせていると
グイーん グイーん と竿が引っ張られる・・
「 波が これだけ引っ張りよるのか?・・」


「・・んん?・・ まさか・・ イカか?・・」
リールをソロソロ巻くと 乗っている!

「 ええっ? ここ無茶苦茶 イカおるのとちゃうか?」
と思いつつ イカを浮かせ 墨を吐かせ 寄せてくる・・


まいち氏は まだ遠くを歩いている・・
「 はよ こんと 決定的瞬間が・・」
イカを足元まで寄せた・・
でかい・・胴長20cm以上ある・・


この調子では 今日は20匹ぐらい釣れてしまうなあ・・
と考えつつ 抜きあげようとした

ジーっ とリールが鳴って 上がらない
ドラグがゆるすぎたのだ・・

わしは パニックに陥り
あろうことか 道糸を手ににぎり 抜きあげようとした・・
ボッチャン!・・

「 さいなら〜 」と イカは 逃げていった・・
「 だあああっ!〜」

「 いや この調子なら なんぼでも釣れる!」
と 気を取りなおすが
その後は 堤防の上を波が洗うような状況で 
釣りにならない・・

なんとか 10cmほどの子イカを1ぴきだけ 釣ったが
「なんで あのときドラグを締めなんだか・・」と後悔することしきり・・

ちっちゃいイカ・・

このあと そうめんに・・

それでも 妻や子供らとの 約束があるので
敦賀の駅前で 1600円をはたいて アオリイカを4匹買った・・
合計5匹


なんとか お皿にこんもりと イカそうめんをこしらえることができた・・

 

普段は 「ご飯やでー」 と呼んでも なかなか 遊びの手を止めず
食卓につかない 4歳 5歳の子供たちであるが
この日は「 イカやで・・」と ぼそっ と言っただけで
2人とも 「 えっ・・」
無言で 食卓に着いた・・


で・・ 「 ええー! こんな ちょっと?・・」

「 たったこんだけ?・・」
ひどい言われようである・・

結局 わしと 妻の分に取っといた分も
「もっと欲しい〜」 「おねがいやで ちょうだい・・」と言われ
取られてしまった・・


妻にまで「 みんな 20匹も30匹も釣ってはるんやろ・・」
とまで 言われる始末である・・

このままでは 父としての威厳が・・
「 わかった! 今度は真剣に釣ってくる!」
「どんぶり鉢いっぱいの イカそうめんや・・」

どんぶり鉢いっぱいの イカそうめんは いつの日に?・・






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