2000年4月9日

春である・・ 

犬上川へ 小鮎釣りに行った・・
毎年 鮎の遡上が4月からあるが
GW前に 田んぼに 水を引くのに ダムで水を全部 堰き止めてしまうため
川の水が干上がってしまう・・


それゆえ 期間限定の 旬の短い釣りだ・・
( また 6月ごろ2回目の遡上があるのだが・・)

6時半に起き 7時出発 7時半には 竿出しをした・・
既に田んぼの代掻きが始まっており 川の水かさは 1/3程度しかない・・

餌は シラス団子を籠に詰め キラキラ光る釣りバリを
疑似餌にして 釣るのだ・・

しかし わしは餌を使うのを好まない・・
しかも 水の溜まったところで釣るのも好まない・・
これは 小鮎釣りのセオリーに反するが
やはり 川の釣りは チャララーと 流れるとこで釣らんと釣った気がしない・・
数を釣るのが 目的ではなく 鮎と たわむれに行くのだ・・

他の釣り人が 淵で釣るのを尻目に 

わしは さらさら流れる 瀬に 立ちこみ

順調に キラキラ〜 キラキラ〜 と抜き上げる のであった・・

で 昼前には帰宅し 鮎の腹を出し
(
 鮎は 2つ折りにすると パキャッ と音がして 内臓が出る・・)
七輪 2台に火を起こし 素焼きにして
塩と すだち で 食いました・・
美味いねえ〜

健康のためには 野菜も食わんといけません・・ 
囲炉裏鍋に(去年買った) とりやさい味噌 
大根 にんじん とうふ しいたけ 昆布 だしじゃこ キャベツ
を投入し 具沢山の鍋をこしらえ 食しました・・

いやあ・・

こういう釣りも ええですなあ・・




2000年6月17日

 達人(たつと)との釣り・・


梅雨である・・ 
となると 今回の狙いは 梅雨グレである・・
新天地 開拓のため・・ 
(実は 日誌には書いていないが 3連発メバルボウズを食らっている・・)

さすがの わしも滅入ってしまい
いつもの『 足場の悪い所 』を避け 

新天地である 縄間の一文字提に ボートで渡ることにした・・
・・で今回 特別に うちの子息 達人(たつと)氏 も同行することになったのである・・

朝 5:15 起きたら曇り・・ 

家を出るときには 雨になった・・
昨日 天気予報は 晴れやったのに・・ 
「 おのれ・・福井地方気象台め・・・ よりによって 達人と一緒の大事な日に・・」

新天地なので 何の仕掛けを用意して良いか わからない・・
とりあえず リール竿を3本と のべ竿を持っていくことにした・・

『でんべえ』 という釣り旅館で ボートを一日 1000円で借りることができた・・
砂浜から 一文字提までは 約50mほど しかない・・
一文字提は長さ50m 幅2mほど
海は急深になっており 深さ8mほど・・


雨は小雨 風無し・・  

条件は完璧だ・・
早速 撒き餌を 調合し 撒く・・撒く・・撒く・・


・・・なああ〜んにも 反応が無い・・・

雨は降る・・  達人が退屈してきた・・
わしのカッパは ゴアテックスだ
達人のカッパは ケロヨンのナイロンカッパだ
達人のズボンが裾から濡れてきた・・・

「 もうかえろー 」 達人の もうかえろう攻撃だ・・
「 マテ・・おやつを食べなさい・・」 おやつ防御だ・・

達人に なんとか魚を釣らせようと 仕掛けを
次々に 替えていく・・ 
鮎釣り用のサビキに 餌を付けて なんとか3cmのメバルを
釣らせた・・・が続かない・・
バケツのメバルで遊ぶのにも飽きてきたようだ・・

「 あの船に乗りたい・・」 達人の船乗り攻撃だ・・
「 あれは 漁師さんの船やさかい 勝手に乗ったらあかんのやで!」
しかし 達人は 執拗に駄々をこねる・・・

とうとう 「 乗っとけ・・」 勝手に漁師の船に乗りこみ 探検させた・・

「 あの船に乗りたい・・」 今度はボートだ・・
ボートに達人を乗せ 一文字提の回りを ぐるぐる漕ぐ・・
「 うーむ・・ いったい わしは何をしに来たのだろう・・・」 

ボート乗りを終わると 鰯の群れが回遊してきた
鮎用のサビキで 達人にも 4匹づつ 鈴なりに 釣れてしまう・・

「 わーい!・・」
これは うれしかった様だ・・
わしは 魚の取り外し役に徹し 次々と釣らせた・・
しかし 鰯は なにか大物に追われたのか 
10分ほどで 去ってしまった・・

そういうわけで 釣果は 鰯30匹ほど・・のみであった・・
こやつらは おかずの一品として 食卓に上がった・・

わしはというと とうとう 一匹の魚も釣らず・・ 
ストレスを 溜めて帰ったのだった・・

小さい子は 釣りに連れて行っては いけない・・



2000年7月9日

キス釣り・・

夏である・・ 

敦賀の 『 足場の悪いところ 』・・ 
今年は どうもあそこで良い思いをしていない・・
メバルは釣れんし グレも釣れていない・・


先週行った 親父の話によると 
「 ボラがたくさんおって 釣りにならん・・」らしい・・

最近 海ではやられっぱなしなので プロとしては
ガツンと 釣ってやらんといかんだろう・・

「 そういや・・ 長いこと キス釣ってないな・・」
わしの推測では こういう年は キスの当たり年のはずだ・・
 
朝 6時に起きて 一人での釣行である・・
途中 敦賀の手前から 雨が降ってくる・・

「 まあ 涼しくて よかろう・・」 

「 しまった・・ 麦わら帽を忘れたな・・」
「 今日は デジカメで写真撮らんとな・・」 

車の中で 考えることは多い・・

今日は 万一 キスの予想が外れたときのために
グレ釣り いか釣りの 用意もしていく・・
でも ボラがいるらしいので オキアミのみで
配合餌は使用しない・・

釣り場に到着・・ 
朝のまずめ時なのに 三脚を出して デジカメ撮影である・・
しかも セルフタイマー・・

何度も 失敗する・・

「 ええい! 貴重な まずめ時が・・」
うーむ・・ 2度と 撮るまい・・

やれやれ・・ やっと キス釣りである・・
仕掛けは この足場の悪いとこ用に 開発した
3mカーボン 硬調万能竿 3号ちょいなげ天秤に 船用キス仕掛け
2本バリである・・
クーラーも 竿かけを付けた 6gである・・

1投目 いきなり当たり・・
ええキスだ・・  

しかし クーラーに入れようとして
「 ポチャン!・・」 

落としてしまった・・

ここでは 手を滑らせたが最後 皆 海に逃げられてしまうのだ・・
テトラの隙間は 全部 海・・である

わしの推測は 的中した・・
釣れるわ・・釣れるわ・・ ほぼ1投ごとに 釣れる
「 どわっはっはっは! 見たか!」・・ 

誰もいない・・・

それにしても 今年のキスは でかい!
手首程の太さの やつが釣れてしまう・・
で・・ご満悦で ふと足元を見ると 

「 うーむ・・ひょっとして・・これは サザエさんではないのか?・・」
5cm程しかないが テトラにびっしり
「とりあえず 焼いて食ってみよう・・」
20個ほど 腕まくりして採って クーラーに入れた・・

早い弁当を 風景を観ながら のんびり食った・・
とても幸せなひとときである・・

キスはもう 食えないほど釣ったので
グレ釣りを始めた・・
もう 別に 釣れても釣れなくてもいいのだ・・


そのうち 浮きを消しこむ すごい当たりが出始めた
しかし 針掛りしない・・・
どうやら すっぽ抜けてるようだ・・

「 なんやろ?・・」 針を大きくしてみた・・
正体は鯖であった・・ 
ここで 鯖が釣れたのは 初めてである(小さいけど・・)


あとは 適当に 木っ端グレと たわむれ( 放流した・・)
ごきげんで 帰宅した・・ 

帰って コンロを出し 庭で バーベキューをした・・
例の貝は やはり 味が完全に サザエであった
だから サザエなのだろう・・


キスの 大きいやつは 皆 子持ちであった・・
33匹であった・・

狙い通りの ええ釣りでございました・・

焼きキス





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