1999年10月20日

アオリイカは月夜がええらしい・・

なんでも あいつらは 凄まじく目がええらしいので

明るいほうが 餌を捕るのに都合が良く 腹が減るらしい・・

そういうわけで 11夜(ジュウイチヤと読む)の今日・・ 
禁断の平日釣行を計画・・
働くお父さんは 仕事をきっちり 終わってから pm5時半出発・・ 

これで pm7時過ぎに到着 pm9時まで釣る計画である・・

朝から雨である・・ 
「 うーむ 雨か・・ いかんなあ・・」


昼から 晴れてきた・・ 
「 ほほう・・ やはり天はわしに味方するか・・」


風が強い・・ 
「 うーむ・・ 風か・・ いかんなあ・・」

今回 釣行に同行するのは 会社の若者 山内氏と 幼馴染の川副氏である・・


昼休み・・ 川副氏からTEL・・ 

「 わし・・ 風邪ひいたで やめとくわ・・」

「 なあにい〜!」
彼は ボウズが 恐ろしくなったらしい・・

一路 山内氏と 敦賀へ・・ 
高速では 強風注意!の表示が・・

「 強風か・・ いかんなあ・・」

今回 用意した仕掛けは 前回の釣行での ばらし多発を教訓に
イカキャッチャーを用意した・・


てこの原理で イカがアジに飛びついたら
針が 跳ね上がって 掛かるらしい・・
「 ほんまやな?・・」 

浮きも 2本新調・・ 

イカに見つかりにくいよう 黒ボディだ・・

「 ほんまに 効果あるんやろうな?・・」

釣り場到着・・ 

風はない・・ 暖かい・・ 空には きれいな月が・・

「 完璧や・・ お膳立てはそろたな・・」

餌のアジを 釣るため サビキ仕掛けを作り 海に投入・・
で・・ イカ仕掛けを組んでると・・

「 あっ!・・ 竿が!・・ 」
アジ竿が海に引きずり込まれていく・・

 
竿は2mに改造した 超軽量のべ竿である・・ 
竿は どんどん沖へ泳いでいくではないか・・
「 うわあ! これでは餌が 調達できん!・・」

地団太ふんでいると 不思議なことに 竿が わしのほうに 泳いできた・・
「 なんと・・ このアジ君は 話がわかる・・」
で 話のわかるアジ君を さっそく イカ仕掛けに グサリと刺し 投入・・

で 南蛮漬け用の小あじ釣りに 励む・・
ペンペラ ペンペラと おもしろいように 釣れる・・

小あじ釣りに 熱中していた そのときである・・
「 あたりや・・」 

山内氏が ぼそっと言う・・


見ると わしの浮きが すーと沈んでいく・・

「 ありゃ?・・ほんまや!」


「 うおりゃあ〜!」と合わせると・・ 乗った! 

  ええぞ!イカキャッチャー!
「 うん?・・ 重いぞ!・・ すごい引きや!・・でかいぞ!・・」


「 ばれるなよー・・ 」

と 冷や汗をかきながら 取り込み成功・・

胴長21cm 全長40cmを超える プロ小物釣り師にしては でかいイカだ・・

「 ひゃっほお〜!・・」

うれしいので スキップをした・・
月はとっても青いし オリオン座はきれいだ・・
わしの 努力は 無駄ではなかったのだ・・

感無量・・

おまけに もういっぴき中型を追加して 納竿・・
山内氏には 超ちいさいイカのみ・・・ 

前回の わしのようだ・・


「 くっそー・・ あんとき 『 あたりや・・』なんか言わんかったら良かった・・」
と悔しがっていた・・
「 どわっはっはっは!・・ わしを 目指せ・・・」

ついでに これなかった川副氏にも 「こおーんな でっかいのが・・」と
悔しがらせる TELをするのを 忘れる わしではない・・

家に帰ると 妻が 「 なんちゅう顔・・」


どうやら トラボルタも真っ青の 笑顔だったらしい・・
お刺身にして 美味しく いただきました・・






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