2011年6月25日

2011年梅雨メバル

近頃は、小鮎釣りで癒されていたわしでしたが、
最近、梅雨やというのに雨が降りませんので
川の水が減ってしまい、さっぱり釣れなくなってしまいました。


「やっぱり海やで・・」
「もう梅雨メバルや・・はよ、いかんと終わってしまう・・」

ここ3日ほど、大雨・洪水・雷注意報が出てますが
快晴続きです。

明日も、大雨の予報ですが、
「どうせ降らんでしょう・・」

と金曜日に釣行を決めました。
(気象庁の皆さんごめんなさい。良い子は真似をしてはいけません)

潮周りは小潮ですが、午前中は潮位が高いのでなんとかなるでしょう。
波の高さは1m。北の風の予報です。

さて、独身貴族のヨシダ君を誘って、朝の5時半出発の
遅い釣行です。

日の出の朝まず目を狙うならば、3時には出発せねばなりませんが、
ええのです。そんなに釣果は変わりません。

敦賀に着いたころには、やっぱり青空が広がっておりました。
カッパを用意しておりましたが、
「こりゃ、要らんね・・」

むっちゃ暑くなりそうなお天気です。
「日焼け止め使いますか?」

気象庁さんには、申し訳ないですが、
ありがたくヨシダ君の申し出を受けるわしでした。


今日は、新兵器を用意しております。
ガルプのミノーヘッドとクリケットです。
レオンさんがお薦めでしたので、当然買ってしまいました。

バークレー ガルプ!アライブミノーヘッド



バークレー ガルプ!アライブミノーヘッド



バークレー Gulp! Alive 1 Cricket


バークレー Gulp! Alive 1 Cricket



味が付いているのでいかにも釣れそう・・

「おっ!冷たいやんけ!」
海水は意外に冷たいようです。


今日は右のテトラから攻めることにしました。

パイロット・ルアーはいつも通りママワームのシュリンプです。
海を覗くと、40cmくらいのチヌらしき姿が5匹ほど見えました。

「食え!」と念じてみますが
まったく無視されました。

「むむ・・ここでミノーヘッドの登場や!」

テトラに上陸したときから、気になっていたのですが
今日は小さなカニが、たくさんウロチョロしています。

(いっぱい、いました・・)

「カニとまちごうて食いよるかも・・」
ミノーヘッドはカニによく似ています。

「こら効くで〜・・」

チヌらしき群れは、まだウロチョロしています。
「ほりゃ!」
ミノーヘッドにコブラヘッド1gを投入しました。

「カニって、どう泳ぐんかな?」
とりあえず、そこ近くに沈んだのを見計らって、
上下運動させるためにシャクッてみました。

2回目にシャクッたときに、ズンッと重量が乗りました。
「あっ!釣れたんちゃう?」

いい引きです。
「おおっとっと・・」

手前のテトラをかわして、揚がってきたのは
24cmの太いメバルでした。


「おおっ!メバル居るぞ!」
「ミノーヘッドに変えたら一発!」
「これを使え!」

隣のヨシダ君に声を掛けました。

半信半疑のヨシダ君も、
続けてメバルを連発したわしを見て、あわてて仕掛けを替えはじめました。


「こりゃあ、今日は爆釣ですな!」

ミノーヘッドをヨシダ君に託して
今度は、クリケットを投入します。

「え?・・フナムシってどう泳ぐんかな?・・」

適当にシャクッてみますと、
「ありゃま!」


また釣れてしまいました。
「こりゃあ・・ガルプさまさまですなあ・・」

と、ホクホクで続けて投入しますと、まだ当たってきます。
「とりゃ!」と合わせますと、

「あれ?・・あれれれ?・・」
フグが釣れました。

クリケットは半分に食いちぎられています。
「くっそー・・なにしよんねん・・」

気を取り直して、新しいクリケットを投入しますが
ぴぴっっと当たりがあると、クリケットは2mmほどしか残っていません。

ミノーヘッドなんぞは一瞬でかじり取られてしまいます。

「でたな、草フグ地獄・・」

あちこち、ポイントを変えてみますが
キャストしたところに、さささーっとフグの群れが集まっていくのが
見えています。

「あかん!」
「終わったかもしれん・・」

せっかくヨシダ君がミノーヘッドに換えたというのに
メバルは終了した模様・・

既に、満足しつつあるわしは
「アクアパッツアに、ガシラを入れると美味いんだな・・」
と穴でガシラを釣りはじめました。

「こういうときは、メタルジグ・・」
これなら、フグに齧られる心配はありません。




ひとつ、ふたつ釣って、隣のテトラに移動。


こちらも状況変わらず、草フグ地獄。

「フグでもなんでも釣っちゃるし、掛かって来い!」
メタルジグを白いものが追ってきました。

ググン と当たりがあって、ゴンゴンとよく引きます。
「あれ?・・なんやろ?」
「カマス?・・」


キスでした。(20cmオーバーの太い良型)

「へ?・・メタルジグでキス?」
「ふーん・・まぐれかな・・」

いやいや・・続けてあと2匹追加。
ちゃんと食ってるし・・

2匹目・・

(ちっちゃいのも・・)

「キスもアクアパッツアに追加ね・・」

もうちょっとガシラも追加。
(フグ対策のため、カブラジグを使用しました)




・・とそのとき、空にわかに掻き曇り、
強い風が吹いてきました。
小雨もパラパラと・・

「ふむ・・この横風は使えるかも・・」

隣のテトラの駆け上がり付近まで小さなワームを投げて
シャクッてやれば、風がラインを吹き上げて
向こうへラインを運んでくれるので
定位置で、しゃくれそう。
(レオンさんの巻かない釣り・・かな?)

1gコブラヘッドに、シュリンプ・クリアラメを選択。
思ったとおり、風に乗って隣のテトラの駆け上がりまで
飛んでいきました。

「いかにも何か出そうな・・」
ええ雰囲気を醸しだしています。

ひょん・・ひょん・・と小さくシャクッて誘っていますと、
なにか違和感がありました。

「んん?・・」
と聞き合わせしながら、巻きながら・・そのままフッキングしました。

ずんっという重量感の直後、じぃっーーーーーーーー!と
ドラグが鳴ってラインが出て行きました。

「おおっ! なんか知らんけど、やったぞ!」

巻いては、じぃっーー! 巻いては、じぃっーー!
と、遠くで掛けたので、楽しいやり取り。

ストレンジ68は、ウンニャリと曲がっています。

「これは、なんかわからんけど、新記録やな・・」
「あっ!あかん!」

そいつは、こちらに向かって潜り始めました。
足元の少し沖にはテトラがあります。

「うわーっ!」
竿を天に突き上げ、ごり巻きしましたが、
リールはジイジイ言うだけで、テトラに張り付かれてしまいました。

もう顔が出る!と思ったのに、ドラグでラインが出た分
距離感を誤ったようです。

「どうしよ?」
「少し緩めるか?」

ぷんっ・・と外されてしまいました。

「うわっ!顔見たかったなあ〜」
逃がした魚は大きいの典型です。

ま・・でも結構満足しましたので、既に集中力の切れたヨシダ君が
ふてくされていることですし、納竿といたしました。

いやあ・・いい釣りでした。


久しぶりのアクアパッツア。

キスはアクアパッツアに合うんだろうか?






美味かったです。




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