2009年7月19日 達人と土用の幻の魚

暑い梅雨でした・・。
今年シーズンは梅雨メバルを、一度も爆釣することが
できませなんだ・・。

「気温が高い」
「水温が高い」

最近、こういう言い訳が多くなっております。

このまま、メバルを狙いに行っても、言い訳を重ねることに
なりそうです。

そんなある日、達人(たつと)が
「俺、海にいきたいな・・」

と言い出しました。

「おう!ほな・・皆でプライベートビーチにでも行くか?」
と話を振ってみました。

妻ともなみ曰く、

「私は日に焼けるからイヤ!」
「私も・・あんまり・・」

「よし!・・ほな達人はプライベートビーチで泳ぎなさい」
「わしは、足場の悪いとこでキスを釣るし」

ということで、19日は男2人で海に行くことにしました。

ところが・・天気予報では18,19,20日と雨のようです。

「雨らしいぞ・・どうする?」
「ちなみに・・雨のほうが魚は良く釣れるし、海は空いてるぞ!」

「う〜ん・・どうしよかな?・・やめとこかな?・・」
「ほや! 小あじって釣れへんの?」

「ふむ・・小あじならテトラの上で、昼間でも
   ジャンジャン釣れてしまうぞ!」

「ほしたら・・いっぺん小あじの唐揚げが食べたいし、イコかな。」


・・と、どういう風の吹きまわしかは、存じませぬが、親子で
釣りに行くことになりました。

今回、まいち氏は仕事。
へるお氏は家族サービスです。

ということは、純粋に達人に釣らせるための作戦を立てなくては
なりません。 (わしも釣りたいしね。)

前日の天気予報では
南の風が結構強く、日中に北風に変わるとのこと。

また、早朝と昼前からは雨のようで午前中は
なんとか曇りのようです。

波の高さは、2mのち50cmなので、波は高そうですが
ギリギリ大丈夫そう。

潮位は通常よりも50cmも高いようで
中潮なので、潮もよく動くでしょう。

「これは、この季節にしては、おあつらえ向きのいい天気だ。」

早朝、5時に出発です。
途中、コンビニでおにぎりを買い込み

何年ぶりかに、サビキ仕掛けと、キス釣り仕掛け、石ゴカイと
アミえびブロックを買いました。

本日のポイントは、はっきり書きませんが
夜、寝ながら考えた挙句、懐かしのポイントに決めました。


(釣り座を決めた達人)

風がビョウビョウ吹きますが、湾内のためさほど波は高くありません。

達人には5.4mののべ竿を渡しまして
「これで、自分で考えて釣ってみ!」

・・と考える楽しみを与えて、わしは自分の釣りに没入しました。

久々のポイントですが、足元には小あじの群れが泳いでいるのが
見えます。

「ふむ・・これなら小あじは間違いないな・・」

今日は、わしも久々にキス釣りを楽しむつもりですが、
やはり、プロ昼間めばる釣り師としては、一度は狙ってみなければ
なりません。

エレクトロ74にナイロン3lbラインで月下美人 月のかけらを
「ここや!」というポイントに投入しました。

ダイワ(Daiwa) 月下美人 月のかけら
ダイワ(Daiwa) 月下美人 月のかけら

ブルーを使いました。









「ありゃ?」未必の故意・・というやつですか。

ま・・この時期そうそうメバルは釣れる筈はありません。
案の定、表層,中層では当たってきませんので

底を探ってみますと・・



「ありゃ?」
このポイントで過去にアコウ(キジハタ)が釣れたことはありません。



「ありゃ?」



「ありゃ?」


「ありゃ?」

どうしたことでしょう?
これでは、キス釣りができません。

オーナー針 OHテトラマスター JH−76
オーナー針 OHテトラマスター JH−76

これ良かったです。







がまかつ(Gamakatsu) スイミングコブラ
がまかつ(Gamakatsu) スイミングコブラ

これの3gも良かった。








マリア(Maria) ママワーム アクションフィッシュ
マリア(Maria) ママワーム アクションフィッシュ

これ1本で通しました。








「困った・・幻の魚がこんなに釣れては・・」



ま・・こんなのも釣れましたけど・・

「どれどれ・・」

と達人の様子を見に行くと
しっかり、サビキ仕掛けを操っておるようです。

「釣れたか?」
と聞くと

達人曰く、
「うん!なんかでかい奴も釣れたで!」

・・とのこと。

バケツを覗いてみると、50匹くらいの小あじに混じって
アコウと、磯ベラ、スズメダイなんぞが混じっておりました。

「え?おまえもアコウ釣ったのか?」
「こいつはなあ・・高級魚やねん。」

「今日は、アコウがよおけ釣れるし、やってみるか?」
とファイヤーラインを巻いた、コータック・コンペ84を渡しました。

「このメタルジグが底に着いたら、ペンペンッって少しづつ跳ね上げるねん。」

「こういうふうにな・・」


(けっこうでかいガシラ・・)

「ありゃ?」
「すまん!釣ってしもた。」

「ま・・こういう感じや・・」

達人もこの後、アコウを5匹ほどとガシラを釣ってご機嫌でした。

(ガシラです)


(こっちはアコウ)

わしのほうも、さらにアコウを追加してしまいました。





「うーむ・・これは清蒸(チンジョン)とアクアパッツアが
できてしまうなあ・・」

「もう、残しとこか?」

10時も過ぎましたので、納竿といたしました。
せっかく買ったゴカイも海へ放流と相成りました。


やはり、敦賀の海も南国化してきているのでしょうか?
でも、うれしい誤算でありました。
次回は、たぶんもうアオリなんでしょうねぇ。

さて、帰宅してビールを飲んで、気持ちいいお昼寝です。
「極楽・・極楽・・」

2時間ほど寝てしまいましたが、ここから清蒸に挑戦です。

以前に一度失敗しておりますが、故 開高健氏が絶賛する清蒸。

WEBでレシピを探して慎重に造ります。

「でけた!」
「どや?!」

もなみと達人曰く、

「う〜ん・・アクアパッツアほどではないねえ・・」
「ほやねえ・・」

「なに? そんなバカな?」
わしも食ってみました。

「ふーむ・・なるほど・・上品な煮付け・・みたいな・・」
「魚の甘みは確かによくわかるが・・」
「ふーむ・・レシピが悪いのか?・・」

確かに、食った後、動けなくなるほどの衝撃はございませんでした。


(小あじの唐揚げ・・ポン酢でいただくと美味すぎますなぁ・・)


「くそー! 明日はアクアパッツアじゃあ!」

ミツバと小松菜、カイワレ、ゴボウなんぞを使ってみました。

「でけた!」
「どや?!」





「美味い!」
「やっぱりこっちやなあ・・」

その後、言葉がございません。
美味いものは人を黙らせます。

やはり、わしも妻も食った後、しばらく動けなくなりました。

「たぶん・・開高さんの時代はアクアパッツアがなかった
 ・・ということで・・。」

今日は、幻の魚の味噌汁と塩焼きにしよかな?

↓わしの使ってるレンタルサーバーです・・ 安い!






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