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2008年6月28日
テトリング開眼!
前回の釣行で【ガシラの夜明け・・】とタイトルしたんですが、
あれ以来・・とっても気になっておりました。
「ひょっとして・・わしの求めていたものはこれではないか?・・」
と・・。
そもそも、わしが真昼間の釣りが好きなのは【見釣り】が好きなんです。
メバリングを始めた頃は、テトラの周りに斜め上向いてホバリングしている
メバルを見ながらバンバン釣れちゃいました。
「おっしゃ! 食え!・・・お・・食え・・食え・・・今じゃあ!」
てな釣りですね。
それが最近では、釣り人が増えたのか、地球温暖化の影響なのかメバルも
だいぶ渋くなってきておりまして「見えてる魚は釣れない」の格言どおり
かなり想像(妄想?)に頼った釣りになってきております。
いや・・ひょっとすると、わしが釣っては逃がし釣っては逃がししたので
賢くなったのかな?
「あの藻の際に着いて・・流れてくるベイトを食ってたら楽かな?・・」
てな妄想で釣るのも もちろん面白いんですが、そればっかりだと・・ね。
わし的に、穴釣りはまったくやったことがないわけではないけど、黒い穴
の中にエサやルアーを落としこんで釣るので魚が食うところが見えない・・。
しかも、掛けてからのやりとりがゴリ巻きなので面白くない・・
と思っておりました。
ところが、前回のガシラ釣りで「あれ?・・ひょっとして・・」
という手応えみたいみたいものを掴んで帰ってきたので
月1回釣行のお父さんは、妻や子供らにお願いして月2回目の釣行の許可を
得ました。
わしの考えが間違っていなければ、朝まず目や夕まず目でなくても
さらに、天気が良かろうが悪かろうが釣れるはず・・。
真っ昼間に・・。
タックルもちょっと変えんといかんです。
ロッド:Days DS-60UL (以前、息子に買ってやったやつ)
リール:シマノ アルテグラ2500 (なんかカッコよくなりましたね)
ライン:DUEL エックステックスオーシャン 14lb(グリーンのライン)
ジグヘッド:3.5g テトラ型オフセット (返しは潰しといたほうがBEST)
ルアー:ママワーム フィッシュ ホワイト/グロー (白が見やすいです)
それとスパイクでないゴム底のスニーカー
を用意しました。(足音がしないように)
「これなら朝3:00に起きんでもいいわ・・」
朝はam7:30までしっかり寝て、am9:00に余裕の出発です。
ロッドを出すのはam11:00前になるはず。
今日は、水位が高く昼頃に+20cmの水位の予定。
「この釣りには水位が高い方がいいのだ。」
天気は関係ないけど、昼から雨の予定。
風は強くなさそう。
検証は前回と同じくT海水浴場。
海は青く、とてもいい天気。
波はなく海水浴している人もいるくらい暖かい。
テトラには人もなく貸し切り状態。
「ま・・この時期、誰も釣れるとは思わんでしょうな。」
さっそく、漕ぎ出しました。

この釣りには、できるだけ海水面と同じ高さのテトラ積みを選びたい。
で・・できるだけ静かにテトラに上陸します。
「この波気のなさでは、メバルはまず釣れんでしょうな。」
足音を忍ばせて、そーっとそーっとテトラの上を歩き
一応エレクトロ74も振ってみます。
左に2回、右に2回、正面に1回・・。
「やはり、釣れませんな。」
なんか、釣れなくてほっとしたような・・。
再び、そーっとそーっとカヌーに戻り、タックルを交換します。
いよいよ、テトリングのはじまり・・。
イメージ的には、渓流の淵にそーっと忍び寄って流れの落ち込みなどを
送り込みで狙うのに似てます。
海水面ギリギリのテトラで囲まれた、タイドプールを狙います。
タイドプールといってもあちこちテトラには隙間があってたえず潮が
複雑に流れ込んできます。

(こんなとこ・・です)
ここへですね、そーっとルアーを送り込んで、ロッドを立てて手前に
ルアーを泳がしてくると・・。
ああた、一発ですよ。すいーっと赤いものが出てきたな・・と思うと
ばっ!と開きまして1秒静止した後、元の位置にお戻りになろうとする。

これ、ガシラですね。
わし、ガシラのエサの食い方を、今回初めて観察いたしました。

ガッシー君はですね、餌にすいーっと近づいてバックリと大口で食いついた
瞬間、胸鰭と背鰭、尾びれをバシッ!と開いて一瞬静止するんですね。

ここでですね、ああた、ビシッ!と合わせることの気持ちいいこと、気持ち
いいこと・・。

このタイミングで合わされると、さすがのガッシー君もですね、テトラに
潜ることは適わずに結構横に走ってくれるんですね。狭いタイドプールでは
ありますが小気味いいんですわ。

こんな魚の動きが見られる水族館もなかなかないですぞ。
もうひとかた性格の違う方がおられます。この方は黒ソイ君なんですが、もう
電光石火、「黒いジャブ」「黒い彗星」と言ってもいいですね。

「えっ!」一瞬黒い影が見えたような・・気がしたときには既に潜られてます。
黒ソイ君はテトラの影に潜んでいて、「餌が来た!」と感じた瞬間、飛び出して
餌を銜えて一目散に元居た場所に戻ろうとします。

瞬きしてたら見えませんよ、ああた。しかも、ほんのちょっとした物陰にも潜んでます。
水深10cmもあるテトラなら探ってみる価値あるかな・・。
黒ソイ君が元の位置に戻るまでに合わせを入れられたら達人です。
油断してると「あれ?ワームがない?」と思った瞬間、ロッドごとひったくら
れます。

(メバルも釣れました・・)
さて、もうひとかた穴はぜ君も忘れてはなりません。この方、たくさん居て
ジャンジャン釣れちゃいます。しかし、なぜかでかいガッシー君や黒ソイ君の
巣には近づかないようです。
穴はぜ君がジャレ付くプールではあんまり期待はできんですね。
プールには必ず主がいて、大きな主が居るプールでは小さなガッシー君や
黒ソイ君は遠慮して生きているようです。

(こういうとこに でかいのが・・ 浅いでしょ・・)
でも、水面を割って飛び出してくるような遠慮のないちびっ子もいますよ。
ちっちゃいプール、おっきなプールでパッと赤い花が咲くか、黒い彗星を見るか?
・・てなことを考えながらひとつづつプールを探っていくのは
ほんまに童心にかえりますわ。

あっという間に3時間経っておりました。
キープは目測で19cmUPを16匹、たぶん10匹に1匹くらいしか
キープできないので、返しのあるフックでは手返しが悪いし、お魚に
重症を負わせてしまうのでやめたほうがええですね。
小さなガッシー君や黒ソイ君は、あまりにも無垢なので、一度釣り上げて
「こわいおっちゃんに気ぃつけなあかんで・・食ってしまうぞぉ!」
と注意してから、隣のプールに逃がしたほうがいいですな。

すると、すれたガッシー君や黒ソイ君が次の世代を生んでくれるわけです。
(メバルもひょっとして・・)
「なんで今まで気ぃ付かんかったんやろ・・」と思えるこのテトリング・・。
メバリングと合わせると釣りの楽しみを3倍くらいにしてくれそうですな。
わしの頭の中では「あそこでも出来る・・あそこもいけそう・・」
とたくさんのテトラが浮かんでおります。
1個の根がかりもロストもなく、とても快適。
しばらく、マイブームになりそう・・。
そういうわけで、テトラの上で妙にコソコソしている奴がいたら・・
それは、わしです。
ガッシー君は、美味しくアクアパッツアでいただきました。


いつもいつもアクアパッツアですまん・・。
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