2008年 5月25日 もうじき梅雨メバル・・

土曜日・・
わしは妻と食料の買い出しに出かけ
フランスパン、アンチョビ、ホールトマトを買った。



そう、わしは自分にアクアパッツア縛りを掛けたのだ。
ゴールデンウイークには丸坊主を食らっている。
プロには2度も続けてボウズは許されない。

聞くところによると、世間ではメバリングはシーズンオフになったと
思われているためと、アオリが釣れているため、そちらの釣り人が
多いらしい・・。

「ふむ・・そろそろわしの出番やな・・。」

そういうわけで、さっそく天気予報を調べると日曜日は雨らしい。
しかし、降水量は1時間に1mm程度なので大したことはなく
昼前には止むらしい。

「ほほう・・涼しくていいではないか・・。」
「うむ・・朝も早くなくていいし・・」

たつとは前の日から妻の実家に泊まっており、妻ともなみは実家に帰る予定。

「どうして一緒に行かないのか」って?・・

例によって、的場浩二よりも人相の悪いわしを
最近では、妻の妹の下の子 エイト君が恐がっておりまして

先日も少々お痛をしたので「こりゃ!」と軽くたしなめましたところ
「ウワーン!」と泣いた上に オシッコをもらして水たまりを
こしらえてしまいました・・。 (鬼のような・・)

そういうわけで、わしは実家には行かないことに・・。

さっそく、友人に声を掛けてみます。
「明日?・・急やな・・明日は溝掃除や・・」
「明日?・・急やな・・今日から葬式や・・」
「明日?・・急やな・・明日は町内会の行事や・・」

「ふっふっふ・・こういうときに爆釣するのさ・・」

単独釣行の場合、車の運転はしんどいが、わし本来の野生の勘が
最大限に発揮される・・ような気がする。

朝はam6:30までしっかり寝て体力を温存しておくことにしよう。
釣りはじめはam9:00ごろとなるがプロ昼間めばる釣り師には
ちょうどいい・・。

布団に入り
「あしたはどこに?・・。」
「E海水浴場は 人入ってるやろな・・。しかも今年釣れてないし・・。」
「S港はもう海水温上がり過ぎやろなあ・・。でも3月は釣れたなあ・・。」
「M海岸はメバル釣れんけどガシラやったら釣れそうやな・・。」
「メバル釣りたいしなあ・・。Popyさん釣ったらしいな・・。」
「人が入ってなかったら、AやIでもいいか?・・。足場悪いしなあ・・。」
「年寄りにはつらいなあ・・。」
「T海水浴場なら海水温低そうやな・・。でも、釣れた情報まったくないなあ・・。」

・・と思ってる間に寝ておりました。

朝、起きるとしっかり雨が降っておりました。
「しかし、敦賀は晴れるのだ・・。」

寝る前の悩みは車の中でも渦巻いておりました。
とりあえず、現場を見てみなければ・・。

敦賀は雨でしたが、エギンガーと思われる釣り人がたくさんおりました。
しかも、わしが考えていたポイントには全て先客が入っております。

M海岸まで行って先客を見たとき、わしは車を止めてしばし考えました。
「あっ!携帯電話忘れてきた!」
「うーむ・・これでは爆釣の報告ができんではないか・・」

「どうする?・・苦しい時の足場の悪いとこか?」
「逆方向のT海水浴場まで移動するか?」

わしの勘はT海水浴場を選びました。
しばし移動・・。
「ああしんど・・。」



T海水浴場にも一人先客がいました。
しかし、ここは5本も沖テトラがあるのでバッティングしないでしょう。

「大阪ナンバー?・・このドアの凹んだ車は見覚えが・・」
「これは・・たけと氏・・ということは・・既に右から3本は攻め終わっている!」

「左端だけは譲っていただこう・・。」

さっそく、わしはカヌーを漕ぎ寄せ挨拶いたしました。
たけと氏は突然現われたわしに たいそう驚いておりましたが

「ええ型が30匹ばかり・・」
「さっきまでブルーの群が入っていて1投1匹・・」

「もう終わってしまいました?」

「ええ・・すっかり・・」

「うーむ・・ほな わしは5本目に行ってみますよってに・・」

今日の水位は標準より高く波もなく、風もなく、雨はシトシト・・。
1.4gコブラヘッドに ママワーム廃盤カラーCRシュリンプ
ラインはナイロン3lb月下美人にエレクトロ74
「では・・一投目を・・。」

「あっ!・・いきなり・・」
反転したメバルが見えまして、いきなりバラしてしまいました。

「こりゃまた、超ショートバイトですな。」

ここで、わしの勘はママワーム・フィッシュ廃盤カラーCRに交換せよと
告げております。

「とりゃ!」と投げまして、速巻きで攻めますと、あんのじょう
向こうあわせでフッキング。

「ああ・・やっぱりメバルの引きはええわ・・」
恍惚となってしまうわしは、中毒なのかもしれません。
20cmくらいのメバルが釣れました。

「あっ!カメラ忘れてきた!」
「これでは爆釣写真が撮れんではないか・・。」

目が慣れてくるとあちこちにメバルの姿が見え、中には28cmは
あろうかというメバルもたむろしております。

ときおりブルー10匹程度の群が「なんや?なんや?」とやってきて
そこへ投げ込むと1匹は釣れてきます。

60cmくらいの何か・・と45cmくらいの何か・・も
「おらおら!どかんかい!・・」と
わしの前をウロウロしておりますが、反応はしません。

「なんとも楽しい釣りですな・・。」

釣れないわけではなく、かといって釣れ過ぎず、適度に頭を使う
楽しい釣りです。

そのうち、たけと氏と合流しました。
ここで、一匹掛けまして、たけと氏に写真を撮ってもらいました。



たけと氏は既にキープ6匹限界を超えているため
「よかったら差し上げましょうか?」
わしはありがたく一匹頂戴いたしました。23cmええ型の金メバルです。

「ふむ・・これでアクアパッツアは間違いない。」

見えメバルはワンサといるものの雨が上がって昼にもなるとさすがに
見切られてきました。

再度、運動がてら 全部のテトラを回って(カメラも車に戻って取ってきました)






(ブルーバックですが太いですね~)

キープ12匹としたところで、爽やかに釣り納めとしました。


しばし、たけと氏と語らい 爽やかにパンツ一丁でお別れいたしました。
(着替えの途中やったもので・・)

帰りに お日様の出た海水浴場の爽やかな写真を撮りまして


もう夏かな・・



(ここ妖しい・・)

帰路につきました。

帰宅して、1時間昼寝をしまして、メバルの調理に入りました。


(上からアクアパッツア用、味噌汁用、塩焼き用)

ちょうど妻と子供らが帰ってきましたのでアクアパッツアを作りはじめ
ました。


(今日はセリを使いました・・)

「でけた!」
見た目は完璧。写真をカシャカシャ撮って妻とたつとが食し始めました。



「・・おいしいんやけど・・なんか・・違うような・・」
「これ・・なんか忘れてない?・・」

「あっ!酒入れるの忘れてた!」
うーむ・・これではコクと旨味が出んではないか・・。

「なんか・・塩気も足りんような・・」

「あっ!塩入れるの忘れてた!」
うーむ・・どうりで・・。

「もうひとつ言えば・・なんか 油っぽいような・・」

「あっ! ごま油つこたねん!」
うーむ・・やっぱり定石どおりオリーブオイルを使わんといかんのか・・。

「すまん!ボケた父ちゃんを許してくれ!」

「素材は完璧やのにね~。」
豪勢なはずの食事がなんとも盛り上がりに欠けたものとなってしまいました。

料理というものは、やはりセオリーどおりちゃんとした材料で
分量を量って作らんといかんですな。

ま・・梅雨にもう一回爆釣しますかな・・。

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