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2008年1月3日
元旦から うちの家では雪が降っております。
敦賀のほうも海は大荒れのようで
高速道路はチェーン規制されております。
美浜や敦賀のライブカメラを観ると
テトラには波が被って恐ろしいことになっており
雪も積もっております。
「ふーむ・・かといって3日以降 天気の回復する見込みもなしか・・」
思えば今シーズン 嵐の次の日や干潮時の釣行ばかりで
全然いい思いをしておりません。
「天は わしと闘いたがっているらしい・・」
しかし、これが【サンデー月イチお父さん】の本来の姿
今までが恵まれすぎていたと言うべきでございましょうな。
毎回、釣行の度に爆釣するためには 気象や潮の都合に合わせて
好きなときに仕事を休んで釣行するのが理想・・。
「さふいうふうに私はなりたい・・」
2日の午後、わしは決断致しました。
「それでも曲げて釣行じゃ!」
この無謀な釣行に巻き込まれた哀れな釣り人は
まいち氏とhatz氏・・。
天気予報では3日の敦賀は 雪か雨 降水確率40%
南の風のち西の風で 波の高さ2.5mのち2m
干潮時間は 朝の5:45頃、 満潮は夜の9:30頃
早朝のまずめ時に釣行したのでは また干潮時に当たってしまい
ボウズは必至。
「せっかくの正月休みやし、ゆっくり出発して
夕刻のまずめ時をやってみたいですな・・」
そういうわけで、朝の7時に出発し行き当たりばったりで
夕方までポイントを探すことに致しました。
幸い3日の朝、滋賀は雪は止んでおり薄曇りでございました。
「うーむ・・まったく釣れる気がしませんな・・」
「3日やと まだお魚屋さんには魚売ってませんな・・」
「最初にE海水浴場に入って・・S港に行きますかな・・」
道中いろいろ作戦を立てておりましたが
米原を過ぎたあたりから雨が降ってまいりました・・。
「冬の雨というやつは、また格別につべたいのでござるよ・・」
「手の指が持ちませんからな・・」
長浜を過ぎたあたりから雨は雪に変わってまいりました・・。
「面妖な・・ま・・払えば落ちるし雨よりはましなのででござるよ・・」
木之本を過ぎたあたりから 吹雪になってまいりました。
路面も真っ白・・。

「慮外な・・うーむ・・こんな日に釣りに行くアホがおるのでござろうか?・・」
「やくたいもない・・リラポートで温泉に入って帰るということでは いかがでござろう・・」

「いかさま、常神半島なら海に突き出てる分あったかいかもしれんのう・・」
「卒時ながら、常神にはいい魚屋さんがございましたなあ・・」
敦賀に着いても雪は止まず、道の脇には20cmほどの積雪がございます。
hatz氏と千鳥苑ドライブインで合流しましたが
ミゾレ吹雪は変わらず・・
「天気予報殿は 小浜は曇りと申しております・・」
「それは重畳・・では当然、常神も曇りじゃな・・」
はじめの計画もぶっとんで一路 常神へ・・。
「おお!?・・空が明るくなってまいりました・・」
「大儀である!」
塩坂峠トンネルを越えると雨雪は止み、なんとか釣りの出来そうな状況に
変わっておりました。
「ふむ・・これではボウズの言い訳ができませぬ・・」
「ぜひもなし・・」
しかしながら、小雨が降っているので、カヌーを出し渋っていると
hatz氏曰く、
「あの屋根の下で去年、子供とガシラ爆釣致しました・・」
「面妖な・・なんと・・ こんなとこで?・・」
「ありがたや・・それでは、雨が止むまであの屋根の下でやりますかな・・」
船着場の一番根元、潮通しの悪い角地でオールコンクリート製。
ママワームフィッシュの白に 2gジグヘッドでスルスルーと落とし込みました。
「あかん・・底が全然わからん・・あれっ! 来た! 釣れたぞ!」
一発で15cmほどのガシラが釣れました・・。
「ま・・こいつは放流しときましょう・・」
「しかし・・ひょっとしてここはパラダイスではございませんかな?」
海中を覗き込んでみると20cmくらいの魚が多数ワームにアタックしております。
「あっ! メバルや!」
小さいながらもメバルも釣れてしまいました。
「なんでこんなとこで?・・わけわからん・・」
最初は入れ食いでしたが、だんだん当たりも遠のき雨も止みました。
「よし、ここはマズメ時に置いといてテトラに渡るとしよう。」
「夜になったら、でっかいガシラが集合してくるかもしれぬし・・」
目の前の、いかにも釣れそうなテトラに渡ってみました。

元旦、2日とかなり荒れていたようで、テトラの周囲はゴミだらけ。
キャストしてもゴミしか釣れませぬ。
怪しそうな所はワームを通してみましたが、まったく当たりはございません。
「なんでや? あんなとこにメバルおったのに、なんでここにおらん?」
「がってんがいかんな・・がってんが・・」
「このカモメ・・逃げよらんぞ・・」
「あれ? 頭なでても逃げよらん・・」

「不思議なやつ・・」
「飯や!・・飯にしよう!」
途中 【飛び魚】という魚屋さんで1mくらいのブリ半身を買い込み
お土産を確保致しました。
のんびり、ひれかつ定食を食いましてpm3:00頃から
再び、ポイント探索に出発。
風が強くなってきたので、カヌーを使わず堤防のチェック。
まったく、当たりもございません。
「やはり先ほどの屋根の下しか・・」
「メバルの避難先なんでしょうな。」
再び、屋根の下に舞い戻り仕掛けを投入。
「おっ!おるおる・・。」
「あ〜久しぶり!」

「やっぱりキャストして釣るのが面白いなあ・・」
落とし込んで釣るのは面白くないので
岸壁と平行にキャストしてメバルを掛けます。

ちっちゃいですが、しばし入れ食い。
ちょっと大きめのやつを選んでアクアパッツア用にキープ。
(また、チビメバルのアクアパッツアですな・・)
だんだん、薄暗くなり、雨風がどんどん強くなって暴風雨状態。
水しぶきがシャワー状に降り注いでおります。
「おっこれはでかい!」
20cmくらいのガシラが釣れるようになってきました。
もはや真っ暗で、照明器具を持っていないわしらは
糸が結べず、当たりも取れません。
ラインがオマツリして車のヘッドライトで
修復に当たっていた まいち氏はこのガシラタイムに出遅れてしまい
「よっしゃあ!やっときた!」
と ビタン!とでっかい魚を釣り上げました。
「なんやこれ?! 気色わるー!」
「なんや?なんや?」
とhatz氏の持つライトで照らしてみますと・・
「えーい!ひかえい!ひかえい!ひかえおろう!」
「えーい!頭が高い!顔がでかい!足も短い!」
「ここにおわすお方を どなたと心得る。」
「恐れ多くも こりゃ ソイですな・・」
「旦那・・こいつは美味いですぜ・・」
この一匹を最後にして
もはや、真っ暗で寒い上、海が恐ろしいので帰宅する事にしました。
帰路、やはり敦賀から木之本に掛けては雪が降っておりました。
「しかし、こんな雪の中よく釣ったと褒めるべきでしょうな・・」
「まさか、この雪の中メバル釣ってるバカは居りませんな・・」
除雪車の先導による渋滞の中、わしらにしては遅い帰宅となりました。
さて・・ガシラ味噌汁、メバルアクアパッツア、ブリしゃぶ、ブリのヌタ
ブリ大根など、我が家では御馳走が続きました。





これだけ大事に食えば魚も浮かばれることでしょう・・。
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