2007年6月17日
プロ小物釣り師復活!


6/13の朝、隣の会社の年配の社長とバッタリ合いました。
彼とは以前、犬上川で小鮎釣りの最中に偶然あった仲・・。

「 行ってますか?」
「 うん!行ってるで! ほれが よお釣れるのよ!」」

なんでも先週末は 「クーラーに2杯! 800匹釣ったで!」とのこと

「800匹!」 
わしにはどのくらいの物量なのか さっぱり想像がつきませんでしたが
とにかく たくさん釣れたことはわかります。

「 連れて行ったろか?」
「 え! 行きます!」

即答しておりました・・。

思えば、ここ2〜3年 メバル釣りばっかりで小鮎釣りはごぶさたでした・・。
「ひさしぶりに 小鮎の唐揚げ食いたいな・・」
「 塩焼きも美味いしな・・」
「 南蛮漬けなんぞも美味いですなあ・・」

すっかり鮎モードに入っております。

6/17は父の日ということもあり、あっさり釣行許可が下りました。
妻や子供らも 「 鮎が食いたい!」とのこと。

わしは 眠い目をこすり 疲れた体にムチ打って早朝3:10に起きました。

なんでも、芹川は小鮎釣りの場所取りが激しいらしく
4時には場所を取らないと 入る場所がなくなるとのこと。

時間かっきりに集合場所に行くと

「さすが時間厳守やな・・」とお褒めいただき、社長の車に乗せていただき出発しました。
どうやら、社長は昨日も釣行していたらしく
「クーラーにいっぱいくらいは釣れたで・・」とのこと・・。

芹川は彦根の街中を流れており 両岸は店舗や民家で囲まれています。
本当は犬上川みたいな 自然の多い川で釣りたいのですが、今年は雨量が少なく
川の水量が少ないため、小鮎の遡上がまだありません。

このため、小鮎釣り師は芹川に集結しており、ガラの悪い連中も居るとの事。
なんでも、人が調子よく釣っている場所に 無理やり入ってきて
「 どけ!」と言うけしからん輩もおるらしいです・・。

「 はっ!」
ここで、わしは気がつきました。
「 わしの人相の悪さが役に立つのか。」・・と

なるほど、わしほど人相の悪いやつが釣ってる場所に割り込んでくるやつはいません。
「 はじめて、人相が悪いことが役に立ったな・・」

おかげで今回は、隣の社長に仕掛けから餌、ビクに至るまで用意していただきまして
重役さんの接待小鮎釣り状態。 弁当までいただいてしまいました。
(ありがとうございました。)

芹川に到着した頃には すっかり明るくなっており、既に釣り人の姿があちこちに見られます。



なかなか、いい場所を取りました。
さっそく、餌なしで仕掛けを投入して 様子を見ます。

活性が高ければ 餌なしでバンバン釣れるはずですが、
うんともすんとも・・。

「 これは まずいですね・・」

わしは、昔の経験からほぼ状況を把握いたしました。

それでも、社長の用意してくれた
シラスにパン粉などを加えて錬った餌をラセンオモリに付けて投入しますと
2匹一度に釣れました。

しかし、続きません。
水量が昨日よりも20cmほど低下しているようです。

バシャ バシャ バシャ
盛大な水音が近づいてきました。

腹まであるバカ長を穿いたおっちゃんです。
わしらが釣ってるすぐ横を 川の中を ジャバジャバ歩いていきます。
手には 投網。



社長の顔を見ると、微笑んでおります。
怒らんでいいのかな?と思っておりますと

社長曰く、
「 いいんや。どうもない。網打ってもろて こっちへ鮎を追ってもろたほうがよお釣れるねん。」

社長
「ふーん・・」
確かに おっちゃんが通った直後に 鮎が釣れてしまいました。

「 今日は よお釣れるやろ?」
おっちゃんが 話しかけてきました。

「 いやあ・・それが全然・・まだ4匹・・」

「 なに? ほなら あとでわしが網打ったるさかい 獲ったやつやろほん!」

ここから 長々と話し込みました。
どうやら おっちゃんは すでに定年退職しており
鮎は しょっちゅう獲るけども 食いきれないので そこらに配り廻ってるとのこと

「 捕まえるのがおもしろいねん。」
「 あとは近所やら スナックのママにやるねん。」
「 ほんで2〜3匹だけ 味見したるねん。」

とおっしゃる。

「 あっ あのへんにたくさんいますぜ! ダンナ。」
と指差しますと

「 よっしゃ! 見とけ!」
と バッサリと網を打ち 数10ぴきの鮎を捕らえました。

「 ほれ!もって帰り!」
と・・みな わしにくれました。

たちまち、わしのビクはいっぱいになりました。
「 おおきに ありがとう!」

「 あ〜!昼から 庭の木の剪定やねん!」
と おっちゃんは帰っていきました。

ぼちぼちと 釣り人が増えてきました。

誰も口には出しませんが 皆わしのビクをのぞいて ギョ!としております。


わしの周囲にはたくさん 釣り人が集まってきますが
わしも含めて さっぱり釣れません。


でも、わしには余裕があります。
おかずは 十分確保しております。

「 こりゃ粘ってもだめですね。」
と 9時には終了し帰宅することにしました。

ここで、社長からも釣った鮎を全部いただきまして、さらに獲物は増えてしまいました。
(昨日釣った鮎が多すぎて、冷凍してるそうです)


帰宅して、昼寝して鮎を調理いたしました。
大きめの鮎は串に刺して 塩焼きに・・


あとは 唐揚げにして 3/4は南蛮漬けに致しました。



夕飯の時、父の日のプレゼントに 4月頃から密かに漬けて隠してあったという



果実酒と お茶碗をもらいました。


鮎は美味いし ええ父の日でありました。

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