2007年3月10日

【暴風雪注意報】北西の風 非常に強く 波の高さ3mのち6m・・

「6メートル?! なんじゃ? ほりゃ?!」
日曜日の釣行を控えた土曜日
天気予報をチェックすると お天気おねいさんは 6m!とおっしゃっておりました。

敦賀では 波の高さが2.5m以上になるとテトラに渡ることは無理な上
海水も濁りが入ってしまうため メバリングはできませぬ・・。

同行予定の まいち氏にTEL・・。
「 ほれは しょうがないなあ・・。」
「 6mも波があったら ワカメも採れんで・・。」
「 まあ・・無理はせんとこ・・」

あはれ・・せっかくの 久々の わしの釣行日は天候に阻まれてしまいました・・。

今週末、妻と子供たちは 妹のうちに【お泊り】に出かけます。
妹のうちには 男の子が2人居ますが 彼らはわしを非常に恐れております。

どうも わしの人相の悪いのをいいことに
なにか悪いことをするたび
「 おっちゃん呼ぶで〜!」

薬を飲まないと
「 おっちゃん呼ぶで〜!」

言う事を聞かないと
「 おっちゃん呼ぶで〜!」

と脅しているそうで
そのたび 
「 いややあ〜! 呼ばんといて〜!」
と 泣いているらしい・・。 

このため、おいそれと一緒にお泊りするわけにもいかず
留守番をしておるわけであります。

こう見えても メガネを黄色くしたり 髪の毛を明るく染めたり
派手な服を着たりして 恐くないよう努めておるのですが
最近では わしの妹の娘たちも 同じように逃げていくのであります・・。

「 明日は釣りに行けんようになった・・。」
と 言いますと
「 久しぶりに 家でゆっくりしたら・・」
と 妻が言います・・。

なるほど・・。
そういえば わしは休みに家でゆっくりするということを知りません。
「 そやな・・そうするわ・・。」
と すっかりその気になっておりましたが、どうも落ち着きません。

まてよ・・。
今晩から 荒れるということは 今日の夕方は まだ大丈夫かもしれんぞ・・。
今日は 南の風 波の高さ1mのち3m・・。
ということは・・いったん風が止んでから北の風に変わるはず・・。

メバルはこれから 海が荒れることを予知してるはず・・。
今晩から3日は餌が食えんとなると・・ 今日中に 食いだめしようと考えるはず・・。

「 今日の昼から 爆釣するはず!」

わしは すっかりメバルの気持ちを読んだつもりですが
今から まいち氏や へるお氏に
「 今から行くぞ!」
なんぞと言おうものなら 彼らの奥方たちに
 
「 そんなアホな理屈で急に誘うなんて 非常識な・・」
「 当日に 釣りに誘うなんて アホちゃうの?・・ 
      しかもメバルの気持ち?・・アホちゃうの?・・」

どうも 分が悪い・・。
今日は 単独釣行にしときましょう。

もなみを pm2:30にバレエに送ってそのまま 敦賀に向かいました。
予定では pm4:00には 竿を出して 日没までの5:30まで1時間半は釣りが出来るでしょう。

道中 いろいろ妄想を膨らませますが
なんか確信めいたものがあります。
「 爆釣!」と・・

今日は一人なので S港に入るのは無理。
(わしの車は入れません・・)
E海水浴場に入ることにしました。

敦賀の海は 怪しげな波があり 潮位は回復しておりました。
風は まだ南風・・。
]
あと20cm水位が回復して
欲しいですが まずまずですな。

波は もうちょっと欲しいかな・・。


「 完璧や・・、 爆釣や・・。」
砂浜から出港の際 焦って転覆しそうになり 左腕をすっかり濡らしました。

「 いかん・・。落ち着け。落ち着くんだ。」
そういえば 前回は粗沈して カメラをパーにしています。

「へへん・・だ」
今日は ニューデジカメ(ペンタックス Optio Wpi)を持ってきております。
 1.5mに沈めても30分防水してくれます。

「 ふっふっふ・・完璧や・・。あとは爆釣するだけや・・。」

昨年 調子の良かった 右テトラの右端に入ります。
爆釣するなら ここでしょう。
ママワーム シュリンプSMCR(スモーク・クリアラメ)を投入します。

3投しました。
まったく 当たりがありません。

「 まずい・・。 非常にまずい・・。」
これは ボウズのパターンです。

あちこち いろいろな角度で探りますが まったく当たりがありません。
「 やっぱり まだ早いのか・・。」
例年、敦賀では 4月に入らないと E海水浴場では釣れません。

すでに諦めモードに入り ワカメの品定めに入っています。
「 うーむ・・ まだ小さい・・。 どうするか?・・」

@ 無理してカヌーを運び S港でがんばってみる
A 足場の悪いところへ 久々に行ってみる
B たいへん可能性が低いけど 隣の左一文字のテトラを探ってみる

究極の選択・・。 わしは 悩みました・・。
テトラの上を ぐるぐる歩き回りながら 「うんうん」言いながら悩みました。

結果 一番楽なBを 選んでしまいました。

普通は選びません。
隣り合う 一文字テトラ たいてい条件は変わりません。
右の一文字の右端で釣れたら 左の一文字でも 右端で釣れます。
右の一文字テトラでボウズの場合 、左の一文字もボウズです。
時間の無駄のような気が濃厚にします・・。

なぜでしょう?
わしは、めんどくさかった・・。
何故か 左一文字テトラの 左端が気になった・・、としか言いようがございません。

このときには 既に発売中止となった ママワーム・シュリンプ緑に変えています。
禁じ手なのですが わしは もはやワラにもすがるような心境でございますよって・・。

案の定、こっちのテトラに上陸しましたが、当たりはありません。
わしの目は すでにワカメに気を取られております。

「 おお! これを集めたら そこそこ食えるな・・。」と・・・

ダメもとで 一応 左端まで攻めてみようと
左一文字テトラの 中央から左に掛かったときでございました。

このポイントでは ありえない右25度の角度にキャスト。
( めんどくさかったのが大)
「 おおっ?」

本日、初めての当たり。
約18cmの メバルが釣れました。
「とりあえず写真を撮っておかねば・・」
久しぶりのメバル・・。
これは ブルーバックかな?

「 しかし・・なんで?・・ この浅い場所で?」
ここは 水深1.5m程度、 藻も無く ゴロタ石がよおく見えております。

もう一回投げてみます。
ムイーンと当たりがあり
「 おっ!これや!これやがな!」 22cm・・。
「 これは キープですな・・。」
体格戻ってますねえ〜。
これは食い応えがありそうな・・。

「 これは、パラダイスを見つけてしまったのでは?・・まさかな?・・」

続けて 30度の角度にキャストしてみます。
「 うーむ・・当たらん・・」

25度にキャストしてみます。
ムイーンと当たり 23cm・・。
ええ調子・・

20度にキャストしてみます。
「 うーむ・・当たらん・・」

なぜか、この立ち位置の25度の角度でしか釣れないようです。

わしは ここで一歩も動かず メバルバッグを一杯にしました。
どんどん釣れる・・
外れなし・・

「 うーむ・・。でも、ひょっとして時合いか?」

わしは メバルバッグの中身をいったんカヌーに戻しがてら
元のポイントに戻ってみました。
(普段は 1級ポイントです)

いろんな角度で探ってみますがやはり 釣れません。
「 ふむ・・。」

さきほどのポイントに戻ってみると 1投目から釣れてきます。
これは太いですな・・。
いやあ〜
たのしい

「 うむ・・。これは やはりわしを誉めるべきでしょうな。」

どうも 毎年同じテトラでも釣れる場所 角度が違うようです。
今までの条件を 常識だと考えているとボウズになってしまいます。
(現に 今日もかなり危なかった・・)

しかし、やはり時合いなのかこの立ち位置から左側20mの範囲ではどこでも釣れる 
爆釣モードに入ったようです。
もう 投げれば釣れます。

「 これや・・これ・・ これがメバリングや・・」
「 すまんな・・ 皆・・こんなに釣ってしもて・・。22cm以下は放流するわ・・」
ブルーバックも
なかなかでかい・・

「 右25度で 茶色メバル・・」
「 左45度で ブルーバック・・」
「 この当たりは 22cmよりちっちゃい・・ 」
「 カブラは 効かんな・・」
「 申し訳ない・・すまんな・・ 一人でこんなに釣ってしもて・・」
リリースか?
悩むサイズ・・。

「 これも 逃がしとくわ・・」
「 すまんな・・」
「 顔が・・ にやけてるな・・」
「 今 撮影してくれたら 10連発でもOKやな・・」

「 申し訳ない・・ あと1匹太いの掛けたら終わろかな・・」
ブルーかな?
ちょっと太めなので
キープ。

既にこのころ わしのキープか否かの判断は 食うところが多いか少ないかに拠っておりまして
細身のブルーバックは ラッキーでした。
(茶色のメバルは体高があって 旨そうでしたので・・)

そろそろ 薄暗くなっており これからマズメ時なのですが もうこれ以上は罪悪感で釣れません。
「 十分 楽しみました。 これ以上は食べられません。」

明るいうちに 切り上げることにいたしました。
並べてみました。
一家4人ならば多すぎるかな?

じいちゃん ばあちゃんにも
おすそ分けだな・・。

今回どちらかというと 「釣れるわけがない・・」と
やけくそ気味に 本来狙った角度でない コントロールの狂ったキャストで釣れたわけですが
やはり、定位置で粘ってはダメで 2〜3投ごとに場所を移動しながら
居場所を探すことがメバリングでは 重要であることがわかります。

あと 潮の流れと関係するのかもしれませんが
どう向けに ルアーを通すか?というのも かなり重要な要素なんですね。
単独の釣行だと その日のパターンにたどり着くのに苦労しますが
このへんのことを理解している友人と一緒だと その日のメバルの居場所と
パターンを探すのがかなり楽になったりします。


さて・・
本日、妻と子供らが帰ってきまして 最近では定番のアクアパッツアをいただきました。
食卓は シーン・・としております。
あまりに美味そうなので
調理中に撮りました。
彩りもよく・・。
子供らの分・・。

妻や子供らが ものも言わずに魚にかぶりついている様は 釣り人としてのお父さんにとって
何よりの 勲章と癒しの効果があります。

久しぶりのアクアパッアは絶品でございました。

「 来週も 釣ってくるぜ!・・」

窓の外は雪・・。
来週の天気が心配だ・・。


ロッド:ブリーデン 74エレクトロ
リール:シマノ アルテグラ2500
ライン:フロロ2.5lb
ジグヘッド:ガマカツ コブラヘッド 0.6g 1.0g #4
ルアー:ママワーム シュリンプ 緑(廃版カラー)

↓わしの使ってるレンタルサーバーです・・ 安い!






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