2007年1月3日

ほんまなら この釣行記はなかったはずなのですが・・。

実は1月2・3・4日は 家族で【お正月スキー】の予定でした。
ところが・・ひるがの高原スキー場には 雪が50cmしか積もりませんでして、
ただでさえ、混雑する【お正月スキー】です。
周囲のスキー場も 完全オープンしていない状態では
リフト待ちが長い上に ゲレンデは芋の子を洗うような状態のはず・・。

家族会議の結果
「 非常に残念ですが お正月スキーは延期ですな・・」
「 ええ〜っ!」

「 君たち 寒い雪空にリフトに30分も並べますかな?・・」
「 しかも そうして並んでも半分しか滑れませんぞ・・」
・・ということになりました。

そういうわけで、お正月は子供らの強い希望もあって 妻の実家に【およばれ】に
行くことになりました。

ところで、 1/3 まいち氏とへるお氏は 2人で釣行の予定を立てておりまして
スキーに行けなくなった わしが
「 混ぜてくれ!」と言うのは 自然の成り行きと言ってもよろしい・・。

2日の晩、お酒をひかえて単独で帰宅、メールをチェックすると
Popy氏が敦賀へ・・、hats氏が常神へ向かっているもよう・・。

とりあえず、わしは翌朝am5時に集合するため、早めに安らかな眠りに就いたのでした。

翌朝・・。
天気予報は 曇り時々晴れ、北の風のち北東の風、波の高さ1.5mのち2m。

「 ほほう・・、最近稀な 絶好の釣り日和ですな・・。」

3人集合してみると、へるお氏はニューロッド(月下美人 ソリスト?)を買ったようで
前回の釣行で ペナンペナンロッドの限界を感じたようでございます・・。

道中、今年の抱負 目標を述べつつ・・
「 のくといですな・・」
「 ええ加減の風ですな・・」
「 お天気続いてましたでな・・」
「 2年前の正月は 爆釣でしたな・・」

と・・正月 親類に配るメバルをたくさん調理するのはたいへんだなあ・・
と心配をしておりました。

敦賀に入って Popy氏から 着信・・。
すでに S港に到着しておられるようで これから攻めるとのこと

わしらは カヌーがあるので ポイントをどうにでも選べますが
S港にわしらが 入ってしまうと すぐに釣り荒れてしまうため
「 Eに行こう!」
わしらは いつものE海水浴場へ 行くことにしました。

ここで、十分な数のメバルを確保すれば 余裕でPopy氏と対面できるでしょう。

到着して海を観察・・
「 あれっ?・・水が少ないぞ!」
砂浜の 水際がいつもより10mほども後退しています。

テトラをみると 普段の水位より70cmほども低く、藻が露出している・・。
「 これは・・まずいですな・・」
「 異常潮位というやつですな・・」
「 今まで 水が少なくて釣れたためしがありませんな・・」

「 でも・・波はええ感じですな・・」
「 いやな予感がしますな・・」

テキパキと準備して 出航しました。
テトラに到着。

一番始めに準備ができた、わしから第1投目です。
本日は GFカラー(グリーンコア)のママワーム バチからの投入です。
例によって UV LEDの光を当ててから・・
この1投で 今日の状態がほぼわかってしまう 緊張の一瞬でございます。

ロッドに全神経を集中して当たりをとります。

「 ・・・・・。 」
なああんにも反応がありません・・。

わしの様子を見てとり まいち氏らもダメさ加減がわかったようですが
3人それぞれが 思い思いに攻めてみます。

「 おかしいな?・・これ南風ですな?・・」
「 追い風では 釣れませんな・・」
「 天気予報が 外れましたな・・」

わしに1匹 チビメバルが釣れ へるお氏に18cmくらいのメバルが釣れ
まいち氏にも 2匹ほど チビメバルが釣れたようですが
「 移動やな・・」
早々に 見切りをつけ 隣のテトラに移動します。

(へるお氏も ようやく戦力になってきました・・)

ここでは わしに1匹だけ21cmメバルが釣れました。

やたら 黒いメバルでした・・。
なかなか精悍なやつです。

かろうじてSDカードに残った
画像です。


へるお氏 まいち氏には 20cmUPは釣れていない模様・・

それでも ぽつぽつ釣れるのと メバルが見えているのもあって
なかなか このポイントを見切ることができません・・。

というのも ここがダメなら S港でも おそらくダメであろうことは想像がついてしまうので・・。
なんとか 突破口を見出そうと これでもかと手を替えワームを変えしますが
決め手が見つかりません。

結局、3人が行き着いた答えは テトラから50cmくらいのところを平行に引く・・
というものでしたが、これとて チビメバルをちょびちょび掛ける程度のことでした。

「 もう9時ですな・・」
「 移動しかありませんな・・」
「 S港では 爆釣してるかもしれませんな・・」

「 ありえませんな・・」
「 電話してみますかな・・」

Popy氏にTELしてみると やはり「 激シブです・・」とのこと。
さらには 「福井のへたっぴー氏も一緒で 穴はぜを釣られました・・」とのこと。

「 うーむ・・釣れそうにありませんな・・」
「 でも 神戸からきやはったのに なああんにも釣れんちゅうわけにはいきませんな・・」
「 いや・・投げてみたら案外 【釣れますやん!】てなセリフが吐けるかもしれませんな・・」
「 ありえませんな・・」

「いや・・ぜひ【釣れますやん!】と言うてみたいですな・・」

S港のテトラには 2人の釣り人がいました。
さっそく 御あいさつ・・。

朝いちには でっかいメバルらしき魚にラインを切られた・・とのこと。

「 ふむ・・ではさっそく やってみますかな・・」
「 ここで 釣れるとしたら ここですな・・」

1投目・・ 当たりがありましたが 空振り・・。
メバルが わらわら・・と付いて来るのが見えました。

「 んん? おるようですぞ!」

「 おっ! おります。おります!」
まいち氏にも 見えたようです。

2投目・・ あまり大型そうでない当たりがあり 楽しみつつ揚げると 約16cmくらいの
細いめばる・・リリース。

「 あれ?・・釣れるんではありませんかな?」

へるお氏にも 2連発で 17〜18cmのめばる。

「 これは 皆で活性を上げたら 爆釣できるかもしれませんな?・・」
と 思った次からは もう当たりが止まります・・。

チビメバルは大量に見えているものの 良型は姿を消しました。

「 うーむ・・残念ながら これ以上は粘っても無理そうですな・・」

ここで Popy氏と へたっぴー氏に
「 沖テトラに行く・・」と 話をして分かれました。

これまでの状況からして さほど期待は持てませんが わしはまだ1匹しかキープしておらず

「アクアパッツア と ブイヤベースですぜ!」
と もなみと約束したのに このままでは帰れません。

カヌーの わしら・・

Popy氏撮影・・


1本目の沖テトラ・・
ここも 水位が低く いつものポイントがすっかり姿を見せています。

ぽつぽつメバルの姿は見えています。
潮はまったく 動いていないようですが 風が出てきたせいで 細波が立ってきました。

「 この場合、風に真っ向キャストすると メバルが待ちうけている方向へワームが動くはずですな・・」
「 おっ! 来ましたな!」

ちょうど 20cmサイズ。
「 今日はキープですな・・。」

正月から日本晴れ・・。

この綺麗な海・・。
穏やかな波・・。
そしてお日様・・。

でも 難しい・・。


この後、チビメバルばかり・・。
それも ぽつぽつ・・。

3人とも 思わしくない釣果のまま 2本目のテトラへ。

ここでも 相変わらず・・。
やはり、風に真っ向キャストして 約21cmをキープ。

なんとか3匹目・・。


「 うーむ・・こいつも細いですな・・」
「 ひょっとして 産卵が始まったのかもしれませんな?」

3本目テトラ・・ チビメバル2匹のみ・・
ちらりちらり 白い魚体が見えるので メバルが居るにちがいないのに 当たりが出ず。

ここで わしの一人艇と まいち氏 へるお氏の2人艇で分かれて行動。
わしは 3本目のテトラで 白い魚体の正体を探るべく粘ります。

2人は 1本目のテトラへ・・。

わし・・諦めて 2本目のテトラへ移動。

ここで、上陸の際 カヌーに片足 テトラに片足を掛けた状態で
股裂き状態に・・。

「 こういうときは あわててはいけなませんな・・」
と 余裕をかましていると カヌーに浸水!

あっというまに 疎沈・・。

生まれて初めての沈・・。

ライフジャケットを着ているので へその辺りまでしか沈まず
「 おっ! 余裕ですな!」

ふと我に返ると デジカメがポケットに・・
おニューロッドの74エレクトロが カヌーに突き立ったまま 転覆・・。
・・海底にはテトラ・・。 

「 うわあ〜! ですな・・」
あわてて テトラに這い上がるも 水の入ったカヌーの 重いこと重いこと。

ロッドが 見えない。
折れたのか?。
さーっと 血の気が引きました。

もう一度 海に入り ロッドをつかみました。
おそるおそる 見てみると 幸い穂先は折れていません。

さらに おそるおそる ポケットを見てみると しっかり浸水・・。
「 デジカメ・・もうあかんでしょうな・・」

改めて 74エレクトロを観察
1個ガイドが曲がってるものの 手で曲げ戻し

「 うわーっ! ですな・・ 」黒いロッドには 痛々しい傷が・・

「 ええい! 釣ったる!」

濡れた服もなんのその 風に向かってキャスト。

「 んん?・・おっしゃ!」

「 あれ?・・ 藻か?・・ ビニール袋ですかな?・・」

まったく 生態反応のない手ごたえで 海面に出たとたん ぶるぶると 21cm・・。
「 変わったやつですな・・ 産卵で力なくなったんですかな?・・」

なんとか 4匹キープできました。

この後、 再度濡れた服のまま Popyさんと 再会。
チロルチョコと ママワーム シュリンプ・スモークをいただきました。
(ありがとうございました。 特に冷えた体に チロルは効きました。)

本日の釣果・・。

うーむ・・しょぼい。

Popy氏にも
「これは19cmでしょ?」
と 言われてしまいました。

でも20cm・・。

撮影:Popy氏


Popy氏 昨夜は 若狭のほうで 26cmものガシラを 40匹も釣ったそうで
抱卵してたので 全てリリースしたとのこと。

「 ええっ〜? わしなら 食いますな・・」
(うらやましい・・卵も美味いし・・)

それにしても Popy氏の車は派手でございました。
「 なんですかな?・・ これは?・・」
「 競技使用の ラリーカーでございます・・。」
「 ほほう・・」

S港に入るには
この車ではつらく
お気の毒に こすっちゃいました。

撮影:Popy氏


で・・4匹しかメバルが居ないので 矢部商店で ハマチを1本購入。
帰宅して 昼寝して 調理したころ、妻と子供らが帰ってきました・・。

妻はアクアパッツアがお肌に良いという説を唱えているので
迷わず アクアパッツアに決定。

妻  「 ちっちゃいし オツユを多くしときますわね・・。」
もなみ「 え? こんなにちっちゃいんですの?・・」
たつと「 あんまり 食べるとこありませんな・・」

「 君たち・・メバルは20cmの大きさになるのに5年も掛かるのでございますよ・。」

とはいうものの アクアパッツアは恐ろしいほど美味く
普段はやかましい我が家の食卓も 水を打ったように静かなのでございました。

アクアパッツアとハマチの刺身・・。

フランスパンと とても合います。

美味いんだな これが・・。

翌日の妻のお肌は・・

やはり調子良かったです。


「 ガシラのアクアパッツアも 美味いらしいですな・・」

次回釣行の布石を打つことを忘れない わしでございました・・。

↓わしの使ってるレンタルサーバーです・・ 安い!






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