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2005年5月20日
メバルのシーズンは例年 6月半ばまでのようである・・
それ以降は みんな沖へ散ってしまうのか
沖の船釣りでも 釣れなくなるらしい・・
「 もう一回 5月中にDVD撮影をしておかんと まずい・・」
ということで 家族の諒解を得て 特別釣行を企てた・・
今年は どうも例年に比べると 地震や気象条件などの変化のせいか
釣果がおもわしくない・・
例年 ブルーバックが表層で バカスカ釣れる状況に数回は
遭遇するのに 今年は出会っていない・・
「 今年は 遅れてんのとちゃうか?・・」
「 もうそろそろ 来るのとちゃうか?・・」
と たいへん 期待しての釣行である・・
しかしながら・・
「 また あんまり 釣れんかったらどうしよ?・・」
「 天気が 良すぎたら どうしよ?・・」
という 不安もある・・
ひとつ 保険を用意しておかねばならない・・
そこで HPの掲示板からの情報を得て
テトラの 穴釣り・・ というやつを 保険にすることにした・・
魚とのやり取りという点では 面白みに欠けると思うが
でっかいガシラ(かさご)なんかが 釣れたら
むちゃくちゃ うれしい・・
めばるは 美味しい魚であるが ガシラはそれに輪をかけて美味い・・
食いたい・・
そこで わしは 穴釣りのロッドと ワーム ジグヘッドなどを買い揃え
「 はっはっは! これで 大丈夫や!・・」
と 妙な自信を得ることが出来た・・
天気予報では 「南の風 日中は北の風・・ 晴れ 波の高さ50cm・・」
とのことだった・・
「 なに?・・50cm?・・ また べた凪とちゃうか?・・」
ふと 不安がよぎった・・
日中のめばるingでは べた凪で 良い思いをしたことがない・・
「 ま・・保険の穴釣りが あるしな・・」
と・・ AM6:30 まいち氏と出発した・・
敦賀は ええ天気だった・・
海水の透明度は 水族館並みである・・
「 これは・・ いやな予感が・・」
どうやら 水位も50cmくらい いつもより低いらしく
ただでさえ 海中が すっきり見えてしまうのに さらに 追い討ちを掛けている・・
まるで 山上の湖に来たようだ・・
ざざーっ・・ という 海の音がしない・・
ときどき ちゃぷん・・という程度・・
しかし 海を覗くと めばるの姿があちこちに見える・・
「 おっ! いっぱいおるやん・・ これは 爆釣ですな・・」
と さっそくカメラを取り出し 撮影に掛かった・・
1投目・・
「 あれ?・・ 当たりないし・・」
角度を変えて 2投目・・
「 おっしゃあ!」
21cmのブルーバックであった・・
「 これは 爆釣パターンやな!」と
連発シーンを 撮るべく そのままカメラを回すが 続かない・・
「 うーむ・・ めばるが おらんぞ・・」
めばるに 一発で 察知されたのか 周囲にめばるの姿がなくなっている・・
これは 陸続きのテトラで起こる 現象だ・・
3投して 当たりがないので テトラの端っこに移動・・
ここでは 2投して 当たりなし
角度を変えて チビめばる2匹の後 合わせを 失敗・・
それっきり 当たりなし・・
「 なんという 渋さでしょう・・」
ワームを替え カブラに替え ジグヘッドを替え 足元を探り
メタルジグで 遠投して 底を探り 場所を変えるなどしても
さっぱり 反応がない・・
「 ふっふっふ・・こういうときのために 持って来たのだよ・・」
2g ジグヘッドに インチホグ(バークレイ)を付けて
穴釣りを始める・・
「 おらん・・ なああんにも おらん・・」
ワカメもない・・
( もう 溶けてるし・・)
「 至上最強のピンチですな・・」
もう一箇所 海水浴場を移動するが 状況変わらず・・
1匹追加したのみで ちびメバル ぽつりぽつり・・
「 飯でも 食って考えよ・・」
と コンビニで 昼飯・・
意気消沈・・
「 うーむ・・ 困った時の 足場の悪いとこか・・」
「 ふーむ・・ 風が出てきたか・・」
足場の悪いとこは 相変わらず足場が悪く 立っているだけで 足が攣る・・
それでも ちびメバルではあるが 連発で食ってきてくれた・・
15cmくらいでは あるが 入れ食い状態・・
「 これはこれで 楽しいな・・」
「 昔は これで 大喜びしてたもんな・・」
「 から揚げにして食ってな・・」
「 なんか 贅沢になってしもたな・・」
釣っては逃がし 釣っては逃がし してるまに だんだん当たりは遠のいた・・
なんか ようやく 心が満たされたような感じがして
「 そろそろ 帰りますかな・・」
と 帰り際 何気にメタルジグを 深さ1mほどのテトラの穴に落として
ピンピコピンと 躍らせてみた・・
「 おおっ?」
狭い穴の中に いっぱい魚が出てくるのが見えた・・
アイナメの子 ハオコゼ キュウセンベラ ササノハベラなど10匹はいる・・
ジグを止めると がばっと 食ってきた・・
「 ん? ササノハか?」
と 揚げてみると 20cmのメバルであった・・
ぴかっ!
と わしの目は 輝いた・・
( と 思う・・)
「 なんということでしょう・・」
他の 穴でも試してみると どこの穴でも
魚が ガンガン メタルジグにアタックしてくる・・
それからは ササノハベラと アイナメの子ばかりであったが
入れ食い状態であった・・
「 これは 明日に繋がる 出来事やな・・」
なんか 将来有望な 出来事の予感がいたします・・
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なんとか キープした3匹のメバル・・
ウシオ汁として 貴重な夕食のおかずとなりました・・ |
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なんという 透明度・・
これでは メバルからも わしらの姿が 丸見え・・ |
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池のような 海・・
ざざーっ という音も しませなんだ・・
ふじつぼが 露出しており 水位の低さも わかります・・ |
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