2005年1月3日
 
お正月・・

今年は 特別な用事も無く

妻の実家に 元旦より おじゃまして のんびり過ごしておりました・・

 

そうして 2日の夜には わしだけ お暇して帰宅し 早くに寝て

3日の出撃に備えたのでありました・・

友人まいち氏も 2日には 奥さんが実家に帰ったので

やはり 早くに寝た模様であります・・

 

3日の天気予報は 南の風 後西の風 強く 波の高さ1.5mのち2mと

いつものS港には 全然ええ条件ではございません・・

(北風には 強い・・)

 

しかも大晦日から 雪 風共に強く 水温は が〜んと下がっておることでしょう・・

 

「 この時期に釣ってこそ ほんまものである・・」

「 雪の積もった中で いつものように釣ってこそ プロである・・」

「 今日 もしクリスマスのように釣れたら 昼間のめばる釣りは確立されたと

  言ってもよろしい・・」

 

と 道中ほざきつつ コンビニに握り飯を買いに寄った・・

まいち氏の次に レジに並んでいると

「 ん?・・小吉?・・30円?・・」

 

レシートに 小吉と書いてあり 30円割引と書いてある・・

「 これ 使えるん?」

と聞くと 「 はい」という返事・・

 

不要レシート入れを覗くと いっぱい小吉が たまっている・・

「 これ もったいないなあ・・」

と言いつつ わしは まいち氏の 30円を ありがたく使わせていただいた・・

 

「 これって 大吉とかもあるん?」

「 はい・・ファミ吉とかも あります・・」

と 訊いている間に 出てきたレシートは 大吉・・

「 おおっ! 大吉や!」

 

缶コーヒーをいただいた・・

「 う〜む・・ 今年は ええ年らしい・・」

 

さて 今回わしは 前回使用したPEラインで 思ったような操作性が得られなかったので

めばるingの マッキー氏より 助言をいただき

フロロ2.5lb+4lbリーダー2mで 臨むことにした・・

「 これなら 28cmでも 抜きあげられるであろう・・」

「 なんか 操作性も めちゃいいように思う・・」

 

新兵器の登場に 超 期待している・・

 

S港までは 家から100km・・

準備を含めると ちょうど2時間・・

am8時からの 釣り始めである・・

 

「 今日は わし・・小さいやつも キープするしな・・」

彼の家には 親類がたくさん来て めばるを待っているらしい・・

 

「 わしも 今日は 親類の分を釣るけど 小さいのは逃がすぞ・・」

「 絶対 逃がすぞ・・」

 

海は やはり風が強く

沖のほうは 白波が立っている・・

うねりも 少し入っているようだ・・

 

「 ま・・ちょっと波があったほうが ええ日もあるしな・・」

と 第一ポイントに向かった・・

 

1投目から 当たりがあるものの 12cmくらいのチビめばるばかりであった・・

約束どおり まいち氏は キープ・・

わしが 17cmを ようよう1匹キープしただけなのに

彼は どっさりこと キープしている

小さければ 数は 釣れるのだ・・

 

「 煮付けにしたら 小さいやつも味はいっしょやねん・・」

「 4口くらいで 食えるし 食べやすいで・・」

 

粘っても 良型は出そうに無いので さっさと見切ることにした・・

 

第2ポイント・・

ここでも チビめばるが ぽつぽつと出るくらいで

いつものようには 良型が でない・・

 

「 おお〜い!」

振り向くと まいち氏は 今日1の 22.5cmブルーバックを揚げていた・・

「 何? なんや? なにが違うんや?」

 

しかし 後が続かない・・

ワームを とっかえひっかえ しても効果はない・・

「 う〜む やっぱり いつもと違うな・・」

 

ここでも やっとのこと 2匹を キープしたのみ・・

まいち氏は 順調に チビめばるを追加している・・

 

「 むむ・・ 今晩の おかずさえも危ない・・」

しかし ぐっとこらえて 第3ポイントに向かう・・

 

しかし ここでも 状況は変わらず またもや2匹をキープしたのみ・・

「 こんで 十分 配る分あるやろ・・」

「 しかし 納得はできんなあ・・」

まいち氏は 重量では 必要量を確保できたようだが

釣りとしては おもしろくない・・

 

ここで 春に大風の日に 交通事故渋滞のため やむなく入った

ポイントに 行ってみることにした・・

あそこなら 南風の 風裏に当たる・・

確か そのときは 良型が20匹以上でたはず・・

 

そこは 貸しボートによる 先客があった・・

「 竿を見る限り チヌ師か グレ師やな・・」

「 横で ばんばん めばるを釣って見せびらかすと しますかな・・」

「 それにしても ここ 波 ないな・・」

 

テトラは2本・・

左に 先客があるので 右に入ることにする・・

 

海の状況は なにやら怪しく 気配が濃厚にする・・

「 なんか むちゃくちゃ釣れそうな・・」

 

しかし ここでも わしがピンポイントで チビめばるを5匹釣ったのみで

キープなし・・

 

「 いよいよ まずいな・・」

「 どうする?」

「 足場の悪いとこか?」

「 いや・・ もう隣のテトラに行って あかんかったら 帰ろう・・」

 

と まず期待せずに隣のテトラに渡った・・

 

ここでも チビめばるが釣れて来る・・

「 あかんな・・」

 

足元に チビめばるが たむろしているのが見える・・

ちょっと からかうつもりで キャストせずに 足元でピンピコピンと

ワームを 躍らせてみた・・

 

「 おおっ?」

わらわら・・と そこそこ良型のめばるが 

テトラから出てきた・・

いつもは テトラから5mほど離れた 駆け上がりを狙っているのだが

どうも パターンが違うらしい・・

 

ワームを躍らせていると どんどんめばるが 姿を現してくる・・

自分が今 乗っているテトラからである・・

 

こうして 2匹ほどキープすることに成功した・・

今日の攻略は ここに鍵があるのだ・・

 

まいち氏は わしが 足元で試行錯誤するのを尻目に

「 縦のアクションでは くわんやろ・・」 

と・・どんどん 先客のいるほうへ 移動していく・・

先客は どうやら 片付けに入っているようだ・・

 

「 う〜ん・・ 餌撒くと ポイント壊れるけどな・・」

と 考えつつ わしも そちらに移動しつつ

なんとか 足元のめばるを釣ろうと ワームやカブラを とっかえひっかえ

苦心していた・・

 

まいち氏は・・と見ると しきりに手招きしている!

「 やったか?」

わしは あわてて まいち氏のところへ移動した・・

 

「 ここや! 入れ食いや!」

まいち氏から 情報を得

一番端っこのポイントで テトラと平行の 1.5mほどテトラ際 を引くと

良型が 連発した・・

 

2人は 5mほど 離れて並んでいるので

わしが 投げるのは まいち氏の 足元になる・・

2人で テトラから20度くらいの角度でキャストして

えんえんと 良型を連発させた・・

 

「 これや・・これこれ・・」

「 これは やめられませんなあ・・」

「 おもろすぎる・・」 

 

あっというまに めばるバッグの蓋が閉まらなくなり

交互にクーラーに 納品にいった・・

 

不思議なことに 1人の時は もっと釣れそうな気がするが

逆に 当たりが まばらになる・・ 

そして 2人になると 再び活性が上がるようだ・・

 

「 同じルートを たくさんワームが通ると 活性が上がるのかな?・・」

 

そうこうしているうちに しまいには どっちに投げても

どこに投げても 釣れるようになり

キャストして カウントダウンしてる間に 勝手にめばるが掛かるような

事態になってしまった・・

 

「 あかん・・ これ以上釣っても 料理できんぞ・・」

「 ああ〜・・ さっきのチビめばる やっぱり逃がしたったらよかった・・」

「 しもた・・ かわいそうなことをした・・」

 

彼は 良心の呵責に耐えられず せっかく釣り上げた 22cmオーバーの

腹パンパンのめばるは さすがにリリースしていた・・

 

「 もう やめんと 料理する時間がないぞ・・」

「 でも・・やめられん・・」

「 やめようと思って 釣れんように投げても 釣れてしまう・・」

 

もう これでやめとこう・・最後の1投にしよう・・

と 思うのに やっぱり 投げてしまう・・

もう 腰は引けてるのに 釣れてしまう・・

 

「 やめられんなあ・・」

「 ここや! ここやったら 釣れへんのと違うか?」

「 こっちに投げてみ! ここやったら釣れへんぞ!」 

と 移動しながら 投げても やっぱり釣れてしまうのであった・・

 

おそらくは 一人で釣行していれば 今日のパターンは掴めなかったであろう・・

あるいは S港で 良型が 10匹も揚がっていれば 

「 ま・・この時期 これだけ釣れたら 大満足・・」

と 早々に 温泉に行ったであろう・・

 

2人での 探索は たいへん効果的なのだ・・

 

さて 大満足の2人は 帰宅道中 意気揚々と 妻に 親元 友人と 電話を掛けた・・

「 めばる? それはありがたいなあ・・ ちょっとでいいし 欲しいなあ・・」

と 聞けば・・

「 何をおっしゃいますやら・・ 10匹でも 差し上げますぜ・・」

「 魚屋さん並みに 18cmオーバーが ビシッっと そろってますぜ・・」

 

今回 わしも まいち氏も 良型のキープは40匹であったが

まいち氏のほうには 22.5cmまでの 大きいやつが10匹ほど混じっており

わしのほうは 20cm止まりであった・・

 

この差は 合わせの差にあった・・

2人は 同じように めばるingの講座を 熟読しているのに

わしは 当たりを感じたら 電撃早合わせ

一方 まいち氏は 当たりがあったら 送りこんでから 合わせていたのであった・・

それぞれ 記憶に残ったものが 違ったらしい・・

 

イメージで説明すると 今回 2人共 Mamaシュリンプで爆釣したが

大型は リーリングと同じスピードで ワームを追尾し

シュリンプの 尻尾を ぴ と咥える・・

 

この時 竿に コンとか ぬー とかいう 微妙な当たりが出るが

ここで 合わせると 大型は乗らない・・

いったん 送り込んで そろーと穂先で テンションを掛けてやると

逃げられると思うのか ガブリと 咥えなおすらしい・・

 

春には ぬーという当たりが 皆 大型だったが

冬には 当たりの出方が 違うらしい・・

 

そういえば コン ・・コン・・と 何度も当たってくるので

「 チビめばるやな?・・」

と 足元まで巻いてくると 23cm以上もある めばるが

身をひるがえして 去っていったことが 何度もあったなあ・・

 

こうして わしらは 帰宅するともう 17時をまわっていたが

ハイテンションのまま 写真を撮り

 

めいめい めばるの料理に取り掛かりに 自宅に戻った・・

 

今日は 家族が飯を食って帰ってくるので 下ごしらえまで・・

わしの分だけ 塩焼きと 潮汁をこしらえた・・

冬季限定の 五朗八(にごり酒)アルコール度数21%が

あっというまに まわってしまった・・

 

これで わしの昼間めばる釣りも ほんまもんと言えるであろう・・

良い年になりそうですな・・




わしの釣果・・    17〜20cm 40匹

魚屋さんみたいですな・・


まいち氏の 釣果・・   17〜22.5cm

また してやられました・・
ちゃんと締めてないので めばる 硬直して曲がってますな・・


下ごしらえ終了・・   1時間半 掛かりました・・


開高 健氏ばりの指・・


わしの 夕食・・

豆腐で 量 増やしました・・   美味い・・





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