2004年8月28日(土)

8月27日(金) 
友人 まいち氏とは 連絡がとれず・・
1人釣行となりそうな・・
台風16号?・・ 
超大型?・・ 
カヌーは?・・

夜 航空写真を見ながら 冷静に 分析してみる・・
天気予報は?・・
高気圧に覆われ 午前中はええ天気?・・
南東の風・・
降水確率 20%?・・

「 全然 大丈夫やん・・」
越前海岸やったら 風裏で カヌーも問題ない・・
情報によりますと 今年の越前海岸は チビアオリが わんさと居るらしい・・

ところが 釣り人も わんさと居るらしい・・
人が居らんところとなると・・
敦賀の河野海岸の 一文字テトラしかあるまい・・

ここは 冬にメバルの探索で 目を付けていたのだが
おそらくは 秋 アオリのパラダイスとなるに違いないのだ・・
pm10:00 就寝・・

28日 朝 4:30起床・・
顔を洗って ストレッチと 柔軟
V字腹筋30回と うつ伏せで 具志堅腹筋飛び30回に 腕立て伏せ60回・・
黒帯の空手家は どんなに朝 早くとも トレーニングは 欠かさないのだ・・

・・と 道具選びに もたもたしているうちに カヌーを積んで家を出たのは
AM 5:25であった・・

で・・コンビニ握り飯を かじりながら 釣り場に到着したのは もう7:00であった・・
風もなく 日差しも強くなく 波も無く
カヌーを出すのに なんの不安もない 絶好の条件・・

今日は もちろんアオリを狙うのであるが 
いまだ まったく 自信がないので カマスやら メバルも狙ってみる・・
というより カマスが釣れたら それはそれでいいのだ・・

そういうわけで めばるingタックル1式と カマス用のルアー多数・・
アオリのエギは 家にあった 2号 1個と 2.5号2個だけなのであった・・

しかしながら アオリの道具立ては
ロッド: コーッタック コンペティション エギ83 ( 新兵器です・・)
リール: 旧アルテグラ2500 Wハンドル (義弟にもらった・・)
ライン: PE0.6号
リーダー: フロロ1.75号  (今まで 使ってませんでした・・
                  PE直結してたので カラミ連発・・)

と たぶん完璧な仕様なのであった・・

元比田の一文字テトラは 長さ100mほど・・
水深は 2m〜3m テトラの先は ごろた石が見えている・・
波がないので かなり沖のほうまで 底が見えている・・
まずは 潮通しが良いと思われる 端っこから めばるingを始めた・・
( エギングに 自信が なかったので つい・・)

春には 足元に たくさん たむろしていた ちびメバルの姿はなく
カマスの姿もない・・
ときおり 駆け上がりに沿って 40cmくらいのチヌが 通っていく・・

「 うーむ・・ やっぱり 表層早巻きか?・・」
カマスを 引っ張り出そうと ママワーム シュリンプを 早引きしていると
「 お?・・ アオリか?・・」
小さい アオリが 2匹 シュリンプに付いてきたらしい・・

「 釣れるかな?・・」
と・・ シュリンプを 2匹のチビアオリに 向かって 投げ込むと
ぱあっ! と 墨を吐いて 逃げてしまった・・
「 小さいとはいえ 敏感なやつ・・
  やはり 遠くへ キャストしてから ポイントへ誘導せんといかんらしい・・」

「 では・・ エギングを やってみますかな・・」
見つけた アオリが小さかったので 2号エギを選択・・
とりあえず 投げてみる・・

エギングについては 去年の暮れに 『めばるing』にて
レオン師匠と かさご氏に 書面にて 丁寧に教えてもらっている・・
それらから得た 知識は
イカは 常人が想像するより はるかに高速で移動し 餌を捕らえるらしい・・
ということ・・

「 ラインを 浮かせて・・ エギを 跳ね上げる・・と・・」
「 HPSJ というのは こんなに 早く巻くのか?・・」
と 早巻きを 入れた途端
ぐんっ! と・・
「 あっ! 根がか・・  あれっ! イカか?・・」

なんと 1投目から 釣れてしまった・・

「 イカは こんなに 早いのか・」
これは 凄い おどろきであった・・
正直 こんなに 早巻きして アオリが釣れるとは夢にも・・

気を良くして もう一度 海老が 海底を高速で 逃げている風を
イメージしながら 早巻きと ストップを繰り返してみた・・
「 やっぱり あかんか・・」
と エギを まさしく ピックアップしようとした時

「 む? あれは?・・」
なんと 3匹のアオリが エギの後ろ5m ところまで
追いかけて来ており 隙あれば 食ったろうと 待ち構えていたのであった・・
あせって 投げ直そうと エギを 水中から抜きあげると

『 なんか へんや〜・・』
と これまた 高速で 沖へ逃げて行くのであった・・

アオリは 魚のように ルアーのすぐ後ろを追尾しないらしい・・
かなり 遠くから エギの様子を 伺っているようだ・・

「 待て〜・・」
と 50m ほど 遠投して
2回しゃくりを入れると ぐんっ! 
「 おお・・ また釣れた・・」

「 これや・・」
『 めばるing』で 交わされていた 高度な会話は こういうことを
意味していたのだ・・

すなわち 周囲に居るアオリに エギでアピールして 
『 お〜 餌か? なんや? なんや?・・』
と アオリを おびき出しておいて
次に シャクリで 仕留める・・

一旦 アオリの姿が 見えるようになると
アオリの姿が あちこちに 見えるようになり
足元にも 小さいアオリが たくさん たむろしているのにも
気が付いた・・

「 今まで 見えてなかったのか・・」

こうして 釣り神経のシナプスが ジャキン ジャキンと
繋がってくると さらに見えて来る・・ 

エギを ピッキングする際は 無造作に
抜きあげると アオリが 散ってしまうため
いかにも テトラに エビガ なんとか逃げ込んだ風を 装って
『 ちぇっ! 逃がしたか・・』 と アオリに 思わせといて
『 あ〜 やれやれ・・』と 引き上げていくアオリに
『 なんや ここにも おったんかい・・』
と 食わすのが 良いことも わかってきた・・

なにやら あちこちで 長いこと わからなかったことが
つながって 一気に 悟りを開いたようになったのであった・・

だんだん 日が高くなり 水深が浅い せいか
せっかく アオリが10匹 編隊で 追いかけてきても 1匹掛けると
墨を吐かれて 皆 散ってしまうため
100mほど ある テトラを 移動しながら 釣るのが良いらしかった・・

1つ どうしても 捕れなかったのが
シャクリを 入れた直後の ひったくるような当たりと
エギが着水したと同時にでる ひったくるような当たりであった・・
あれは 魚だったのであろうか?・・

エギは2.5号のほうが でかいやつが釣れた・・

こうして わしは
エギングを始めたのが 遅かったため 完全に日が昇った 日中になってしまったが
2時間半ほどで 13匹を 釣り上げた・

「 これは ひょっとしたら イカそうめんが 食い切れんかもしれんな・・」
苦節 4年・・  とうとう わしは どんぶり鉢いっぱいの イカそうめんを
達成したのではないか?・・

喜び勇んで 家に帰り まずは 昼寝をした・・
たいそう 心地よい 昼寝であった・・

釣ったアオリを 並べてみると 釣ったときは 手のひら位かと思っていたが
大きいやつは 銅長14cmくらいある・・
「 イカは 死んだら 大きくなるんやな・・」
( ちなみに メバルは 小さくなりました・・)

13杯のアオリ・・
釣ったその場で ハサミを使って締めました・・
まな板の 半分くらいに 並ぶかと思ってましたが 意外に 大きかった・・


13匹ものアオリを捌くのは 初めてだったため
「 きし麺で いいや・・」
と 太めに 刺身にしました・・

家には 妻が 失礼なことに ハマチの刺身を買ってきており
( いつものように 足らないと思ったらしい・・)
一緒に 盛り付けました・・

子供らにも 
「 なんぼでも 食え! いくらでもあるぞ!」
と 大威張りで ございました・・
いつもより お酒も呑んでしまい すっかりご機嫌なお父さんでございました・・

最後になりましたが  
レオン師匠 かさご氏に 感謝・・


イカ きし麺・・

一度 アオリの刺身を 食ってしまうともはや ハマチは 食えない・・

今まで 美味いと言ってたのに・・ きれいさっぱり なくなりました・・

ハマチは 残りました・・

初めて アオリを たらふく食う子供ら・・

ようやく 夢を 達成しました・・
これからは 釣行すれば 必ずイカそうめん と ゲソの塩焼きにありつけるでしょう・・

ほかの 料理法も 勉強せんと いかんですな・・




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